こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
ASMRという略語の正式名称や意味ってよくわからない。
ASMRの読み方をカタカナで書くとどうなるの?
そんなASMRにまつわる疑問について説明していきます。
最後には具体的にASMRの動画音声もつけているので、ASMRが一体どのようなものなのか、あなたの感覚でつかむことができるようになるでしょう。
ASMRという略語の正式名称
ASMRの正式名称はAutonomous Sensory Meridian Responseという言葉。
これを略してASMRと言っているのですが、日本語ではまだ、正式名称はありません。
一般的に日本では、Autonomous Sensory Meridian Responseを直訳して、自律感覚絶頂反応と言う訳が当てられています。
このASMRという言葉から、臨床心理学的な言葉のように聞こえるところに意味があり、意図されたものがあるのです。
それでは、ASMRという言葉に隠された意味を探っていくこととしましょう。
ASMRの読み方をカタカナで書くと・・
ASMRの読み方をカタカナで書くとどうなるのでしょうか。
その答えは、実は一つではなく、色々な呼び方があります。
それぞれ挙げていくと、まず一つ目が、「エーエスエムアール」とアルファベットをそのまま読む読み方。
とても簡単で、わかりやすいですよね。
次に多いASMRの読み方は、「アスマー」。
ユーチューブなどでASMRを表記するときは、このアスマーが多いのではないでしょうか。
さらに、ASMRは「アズマー」と呼ばれることもあり、どちらも同じように使われています。
アスマーとアズマー、似ているようでちょっと語幹が違いますよね。
そして、ネイティブの英語を話す人の発音を聞いていると、「エイセマー」とか、「エイセイマー」のように聞こえる時があります。
トランプのAce、年齢という意味のAge、映画ロッキーで出てくるAdrianの感覚になれば、理解できる発音ですね。
ちなみに、ユーチューブなどの動画サイトに投稿している人のことをASMRist、アスマーリストやアスマリストと呼ぶことがあります。
アスマラ―というよりは上品な感じを受けますが、そのアスマリスト達が作った作品はどうも下品に感じられるのですが・・・。
ASMRの意味
ASMRの意味を探るために、その正式名称から見てみることにしましょう。
ASMRの正式名称は、Autonomous Sensory Meridian Responseという言葉。
米国人の女性ジェニファー・アレンという人が自分が作った「ASMR UNIVERSITY」というサイトで名づけられました。
ASMRとは、自律的で、自主的に生み出される感情的な絶頂や極点、全盛期を引き起こす反応という意味になります。
よく、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる心地よい感覚と言われますが、これはいまいち適切ではありません。
なぜなら、ASMRは、意図的に創り出した人為的な音や映像であり、自然界の風景を直接見たり、その現場の音を現場で直接聞いたりして気持ちいい感覚になることは含みません。
気持ちいいという反応が出るように意図的に作られた動画や音声から得られた感覚をASMRと呼ぶのです。
命名者のアレンもautonomousはその反応が起きるきっかけとなる音や映像などの刺激が個人によってとらえ方が異なるという意味があるといっています。
この時使われる音源はいろいろあるのですが、アスマーリストが使う自分の身体を使って作ったものは、咀嚼音や舐める音など、いささか下品。
睡眠を誘うようなささやき声も多く、自然音を録音したものもあり、頭の中に響き渡るような音楽も使われます。
この音声を聴くためにはステレオタイプのヘッドフォンやイヤホンがあるとさらに効果が倍増します。
ささやき声を聞いているところを見られないためにも、ヘッドホンで聞くことをおススメします。
このASMRによって生まれる感覚を脳のオルガズムとか、脳のマッサージとか呼ぶ人もいます。
このことからも分かるように、エロティックな作品に仕上がっているものも少なくなく、中国ではASMRの動画を「低俗なコンテンツ」とみなしてすべて削除する対応を取っています。
命名者のアレン自身、meridian(極点、最高点)という言葉は、オルガズムの婉曲表現であると断言。
中国がこのような規制を作ったことはもっともなことと言えるかもしれません。
人の好みは千差万別、ASMRもその原則から逃れることはできません。
どういうことかというと、同じ映像や音声で気持ちいいと思う人もいれば、気持ち悪いと思う人もいるということ。
気持ちいいという感覚は、万人に共通することながら、何で気持ちよくなるのかということについては、人それぞれ、当たりはずれがあるのです。
人生の中でゾクゾクするような最高の感覚を得たいなら、いくつかASMRを見てあなたに合うASMRを見つけることが必要になるかもしれません。
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催眠療法につながるASMRの技術
ASMRの技術は最新のテクニック。
その原理は聴覚や視覚など、外界からの刺激によって人間の感情を操作するところにあります。
ここで考えてみたいのが、心理的な現象を解明し、臨床心理として活用している心理療法のこと。
心理療法は、ナラティブという語りによって問題の本質に気付き解決に導く方法をはじめ、絵画療法、音楽療法、アロマセラピー、詩歌療法など、五感を刺激することで、気付きを得る方法が使われます。
気付き自体に相談者が直接気付かなくても、その奥底の意識の中ですべてがつながることでストレスが軽減されるのです。
そんな観点から見ると、芸術に関するアプローチで五感を刺激するASMRは、イメージで潜在意識の中に入ることができる心理療法の一つ催眠療法と似ているところがあるといえるでしょう。
(関連記事:ヒプノセラピー ~催眠療法のススメ~ あなたの脳と心に働きかける最強の心理カウンセリングとは)
ASMRのサンプル集
それでは、ASMRのサンプルをいくつか紹介していきましょう。
いろんな角度から集めてみましたので、ぜひ、あなたに合うASMRを見つけてくださいね。
注意事項としては、ステレオタイプのイヤホンで聞くこと。
また、音量が大きく変化することがありますので、聞こえにくいからと大音量にしていると、後でびっくりすることもありますので、音量には注意しておきましょう。
Whispers from Ghost Forest
まずは、Appleが作り出したASMR。
幽霊の森からのささやきという題名ですが、ささやき声のASMRというものを体験するにはちょうど良いものでしょう。
Apple ASMR – Satisfying woodshop sounds
Appleからのカンナやノミで気を削る音やニスを塗る音など木工の音を集めている2本目のASMR。
こんな音でもぞくぞくするような感覚が生まれるのですから、音とは、イメージを膨らませる大きな材料であるということを証明しているでしょう。
Apple ASMR — Crunching sounds on the trail
散歩の足音を集めたAppleの作品。
まるで、自分が歩いている時以上のリアルな音であるところが不思議です。
Apple ASMR — A calm rain at camp
雨音を集めた作品です。
自分が雨に打たれているのかと思うほどの臨場感は一度味わってみる価値があるでしょう。
癒しの水音「水面が揺れる音」睡眠・リラックス・作業用ASMR
水の流れる音が聞こえます。
とても澄んだ音に聞こえ涼しげで心が洗われるような感覚を受けるでしょう。
脳疲労をほぐす チベタンボウルの調べ 最高のヒーリング asmr
チベタンボウルというチベットのお椀を利用した音響です。
流れる水の音と響き渡るお椀の音はとても幻想的な感覚を受けるでしょう。
【立体音響】聞き疲れしにくい 砂浜の波音
次に、海の波の音。
この映像とともに流れてくる打ち寄せる波の音は、海岸で寝そべっている感覚に陥るはず。
まとめ
以上、「ASMRという略語の正式名称や意味、読み方をカタカナで書くと」をお伝えしました。
ASMRというものは、アスマー、エイエスエムアール、アズマーと呼ばれ、ネイティブの英語圏の人の発音は、エイセマーのように聞こえることもあります。
ヒーリング音楽、催眠音声などに取り入れられてリラックスやヒーリングの分野からエロティックなところまで人間の本能の中に眠る感情を引き出すことのできる技術です。
ASMRは最新の技術であり、Appleも参入しているところを見るとこれからもますます伸びていく分野でしょう。
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