ヒプノセラピーを使って前世を自分で見る方法とは!前世の退行体験

こんにちは。

神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。

 

ヒプノセラピーでは、前世を見ることで自分が持っている悩みを解消する前世療法というものがあります。

この前世療法でみる前世を自分で見る方法はあるのでしょうか。

 

前世のことは、退行催眠によって知ることができますが、その体験をすることで、前世を見ることができれば、セルフ前世療法ができますよね。

それでは、前世療法を自分でする方法とはどんなものなのかを見ていくことにしましょう。

 

ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピーとは、催眠を利用し、催眠状態に導き入れて行う心理的なカウンセリングです。

このヒプノセラピーでは、セラピストが相談者の人生相談に乗るのではなく、心の問題を抱えたクライアントがこころの問題の解決策に気付けるように導く心理的なカウンセリング。

ここが街角でやっている占いや人生相談室のようなお悩み相談と違うところです。

 

催眠療法は病院で行っている心理療法の一つで、心理カウンセリングとしての側面も持ち合わせているもの。

これは、フロイトやユングらの精神科医がヒプノセラピー、つまり、催眠を用いた催眠療法を行っていたことを見ても分かる事実。

 

このように、一見怪しそうに見えるかもしれない催眠をつかったヒプノセラピーは、その理論はしっかりしたものであり、実績も数多くあるのです。

このヒプノセラピーという催眠を使って心理的な問題を解決する方法は、子供の頃の記憶など過去の記憶にさかのぼってみることを行うことがあります。

 

この過去にさかのぼる催眠療法を退行催眠と言いますが、これを自分の人生の前の人生、つまり、生まれる前に時間をさかのぼらせるとそこに新たな物語が広がります。

この新たな物語がヒプノセラピーで行う前世療法の世界。そんな前世を見ることができる前世療法とはいったいどのようなものなのでしょうか。

(関連記事:前世を見る方法は時間を退行する前世療法。前世の記憶に原因を探る

 

ヒプノセラピーを使って前世を見る前世療法

ヒプノセラピーには、前世を見る前世療法という手法があり、そこで前世の世界を見て旅をすることができます

この前世療法とは、簡単に言うと、過去の記憶としてあなたの潜在意識に残っている記憶を引き出し、そのネガティブな記憶や感情をボジティブで肯定的な意味付けを与えていく心理的なカウンセリング。

 

子どもの頃に起こったトラウマを大人になっても引きずっているという話を聞いたことがあるかもしれません。

そんなトラウマを解消するには、そのトラウマに関する記憶のとらえ方、見方を変えるのが最適な方法。

 

たとえば、子供の時に親に虐待を受けたトラウマがあったとしましょう。

前世療法ではこのトラウマの意味付けを変えることを目標に催眠療法のプログラムであるセッションを行っていきます

 

子どもの頃に虐待を受けた時の記憶を思い出し、その時の状況、親の行動などしっかりと見据えていきます。

そして、なぜ、親が子供のあなたを虐待したのか、その時の虐待は、本当に虐待だったのかなど、事実を明らかにしていくのです。

 

そして、その中で親の気持ち、あなたの心の動き、状況などを見ていくと、実は親はいきすぎたあなたの行動をたしなめるつもりでしつけとしてやっていたのかもしれません。

この他にも、その状況を客観的に思い出すことにより、あなただけが見つけられるまた違った角度からのその虐待の事実を見ていくことができるのです。

 

そうやってば、その親があなたにしたことを虐待ではなく、しつけだったととらえることができれば、トラウマとしての過去の意味付けが大きく変わりトラウマとしての記憶は薄められることになるでしょう。

こうやって過去の記憶の意味付けを変えていくことが退行催眠の本当の姿。

 

前世療法とは、この退行催眠からさらなる過去、あなたの生まれる前の時代にさかのぼり、その記憶を探すこと

あなたの記憶の中の時間軸をさかのぼって、今の人生のまえ、その昔に起こったとあなたが感じている記憶を思い出すのが前世療法です。

(関連記事:前世の記憶を思い出す前世療法はブライアン・ワイス博士の効果ある心理療法

 

前世を見るには時間を退行する催眠を利用する体験

このように、前世を見るには記憶の中の時間を巻き戻して時間を退行するテクニックを使います。

こうやって、記憶の中の時間軸を巻き戻すと、前世を見る体験ができるのです。

 

時間は実際に退行することはありませんが、あなたの記憶をさかのぼることはできます。

そして、昔起こったと感じている前世の記憶を思い出すことができるようになる。

 

ここで、前世が本当にあるのかないのかという議論は問題ではなく、あなたの記憶の中に前世に起こったと思える記憶があるのかないのかということが重要になって来ます。

前世療法で使うテクニックは、ゲシュタルト療法にも似た感情の懸け橋というテクニック。

 

ある感情、つまり、前世の記憶につながっているような感情をもとにその思いを強くして前世に起こったと感じられる記憶とつながります。

これは、認知心理学でも明らかにされている意味ネットワークという記憶のメカニズムを利用した方法。

 

あなたの心の中にある記憶と手放したい感情とを結びつけることができれば、それは、1つの物語、前世のあなたの物語となってあなたの前に現れてくる

過去のあなたの記憶にたどり着いたと感じられたら、そこから、その過去の世界を旅するように、その状況を次々と見ていくのが前世療法という手法なのです。

(関連記事:前世療法と前世占いとの違いとは!前世を透視しない前世療法の真実

 

自分でヒプノセラピーをする秘密のポイント

このように記憶をもとに広げられるイメージの世界を自分で旅するようにヒプノセラピーをするにはどうしたらいいのでしょうか。

そのポイントを少しまとめてみます。

 

まずは、ヒプノセラピー、つまり、催眠療法なので、催眠に自分で入ることができなければなりません。

それには、催眠に入るとはどんなことなのか、催眠状態とはどんなものなのかを知ることから始めましょう。

 

催眠状態がわかれば、後は、自分で自分を催眠にかけていきます。

ヨガや瞑想のように精神統一することも一つですし、ヒーリングミュージックや幻想的な音を聞くことも一つでしょう。

 

次のポイントは、催眠状態にある自分をコントロールすること。

個々のポイントがとても大切なのですが、一人でヒプノセラピーをするととても難しいポイントになります。

 

ヒプノセラピーで入る催眠状態はぼうっとした感覚で寝起きにまどろんでいるような感覚に近い状態。

つまり、何もせずに放っておくと眠ってしまってもおかしくない状態なので、実際、つかれていたりするとあっという間に眠りに落ちてしまいます。

 

このなんとなくけだるい感じのまま思考をはっきりさせていかなければなりません

だから、自己催眠が失敗する大きなポイントがここにあるのです。

 

思考がはっきりしたまま、さいみんじょうたいにはいることができれば、後は、ヒプノセラピストがあなたに行っているように、退行催眠、前世療法、インナーチャイルドやゴールに向かう意識の強化やエンプティチェアなどのヒプノセラピーを自分で行っていきましょう。

ヒプノセラピーの手法はいろいろありますが、基本は同じで、自分の持っている記憶に対する意味付けを変えていくこと。

 

催眠状態にあれば、それが通常の意識状態よりも簡単に、楽に行うことができる

それが、ヒプノセラピーであり、催眠療法です。

(関連記事:最古参「ヒプノセラピー(催眠療法)」と最先端「認知行動療法」の共通点とは

 

前世を自分で見る方法

前世を自分で見るには、まずは、自分の前世の記憶につながっていそうな感情やこころの問題、身の回りの事実を前世の記憶に飛ぶための手がかりにします

たとえば、勉強をしようとしてもなぜかなかなか手につかない。という事実があったとしてその時に、そのしたいけれどできないというこころの制限の理由が前世にあるような気がする場合です。

 

その問題が生まれた原因がはっきりしていて自分の子供の時に起こった、例えば、勉強しろという親の言葉が嫌だったとかなど、前世に関連しないと思う事実であれば、前世に飛ぶことは非常に難しくなります。

だから、前世に飛ぶための手がかりは、その事実が起こった原因は前世にあると思えるものを用意しましょう。

 

そして、催眠状態に入った後、そのもの、その事実、その感情、そのイメージを強くしていくのです。

そうして、「わたしは、これから自分の前世を見に行くのだ」と言い聞かせ、階段を下りていくイメージを作り上げていきましょう。

 

一段降りるごとに、時間がさかのぼるようなイメージで、一段降りるごとに、時代が過去に戻っていくイメージです。

そして、最後の階段の先には、あなたの見るべき前世が広がっているとイメージし最後の階段を降り切りましょう。

 

そして、階段を降り切ったあなたの目の前に広がる世界をつぶさに見ていきましょう。

簡単に済ませてはいけません。足元から頭の先までの全ての様子、その時代背景、周りに見えるもの、明るいのか暗いのか、誰かいるのか、何が聞こえるのか、何を感じ、何を受け取っているのか。

 

そのように前世のすべてを見ていくことで、あなたの前世の中の物語は進んでいくことになります。

その中で、前世の世界に飛ぶための手掛かりとした記憶に関連することが見えてきます。

 

そこで、あなたの前世に起こった過去の意味付けをポジティブで、肯定的に変えていきましょう。

けっして、他の人のせいにしたり、周りの責任にしてはいけません。

 

全ての原因はあなたにあり、あなたが作り出している前世の世界なのですから、あなたがすべてをコントロールし、あなたがポジティブで積極的かつ、肯定的な世界に変えていくことが必要なのです。

そうすれば、自分で前世を見て、ネガティブな思いを捨て、素晴らしい人生を開いていくことができるでしょう。

(関連記事:前世療法で怖い過去が出ることは?思わず涙が出る前世の記憶の体験談

 

まとめ

以上、「ヒプノセラピーを使って前世を自分で見る方法とは!前世の退行体験」をお伝えしました。

自分で前世療法を行おうとすると、催眠状態にある自分をしっかりと誘導することができず、前世の中のイメージをどこまで創り出せばいいのかということがあやふやになりがちで、いつの間にか眠ってしまっていることもあります。

 

また、ネガティブな前世に遭遇した場合、助けてくれる人が近くにいないので、ネガティブイメージがさらに強くなるという危険が潜んでいます。

その時には、その前世を主観的に見ている観点から離れて、客観的視点から見るようにしてみると良いでしょう。

 

そして、前世の記憶にあるネガティブワールドにとらわれないようにするためには、最後のフューチャーペーシングは必ず肯定的にとらえるようにしましょう

それではあなたの自分の前世のイメージの世界の中を自分で旅をして、楽しんでください。

(関連記事:なぜ、前世療法を受けたら涙がでるのか。前世の見え方が心を掴む理由

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