心を開放すれば、自分がつなぎとめられていることから解放される。
なぜ心を開放すれば、自分が解放されるのか。
もしそうであれば、どうやったら心を開放することができるのか。そのトレーニング方法はどうしたらいいのか見ていくことにしましょう。
不要なものを取り去れば楽になる
今日、ジョギングしていて思ったのですが、マスクって、運動するときに本当に邪魔なんです。
なので、ジョギングするときは、他人と会うことの少ない朝5時ごろからスタートして6時ごろに家に帰るというスケジュールでやっているのですが、苦しさは完全に別物です。マスクをつけない方が楽に走れるのです。
心もジョギングの時のマスクと同じように、本来生きていくために必要ではないものを身に着けていると、心が疲れていきます。
なので、心を守るために自分で身に着けた鎧を一つ一つはずして開放していけば、背負っている重荷から解放されて楽になるというわけなのです。
心を開放するトレーニング
心を開放するトレーニングとは、緊張を取り去ってリラックスを深めて身体を解放することから始めます。
心を解放するために身体を解放する、ということに違和感を持たれるかもしれません。
ただ、こう考えてみてください。
心と体は文字通り一心同体なんです。
心が解放されたら身体が解放されるし、身体が解放されたら心が解放されるのです。
どういうことか少し説明しますね
心を解放することで身体が解放される例
たとえば、静かな音楽を聴いてイヤなことを全部忘れて、今までで経験したことのある最高の思い出を振り返ってみてください。そうすると、きっと身体も楽になっているはずです。
反対に嫌なことを思い出してイライラするときのことを思い出してみてください。怒りに任せて体に力が入っているのではないでしょうか。
身体が解放されることで心が解放される例
また、別の角度から見てみましょう。
大きな浴槽で湯船につかり体をリラックスさせている時を思い出してみてください。きっと心もリラックスして解放されているはずです。
マッサージも施術を受けて体の緊張が解きほぐされた時、きっとすっきりして気持ちよく開放感に浸ることができるのではないでしょうか。これも身体が解放されることで心が解放される好例です。
身体を解放する3つのトレーニング法
あなたの身体を縛り付けて緊張させるものはおそらく心理的な要因が大きいと思います。
ですが、あえてここはそれを忘れ、身体の緊張を解きほぐし、身体を解放させていきましょう。
具体的な方法は3つ。
- マッサージを受ける
- ゆっくりと入浴する
- 自己暗示
マッサージを受ける
マッサージを受けるのは、できるだけ本格的なところが好ましいです。知り合いでもいいのですが、できるだけ専門家を頼ってみてください。
NGなのは、心のこもらないマッサージを受けること。知らない人に適当に体を触られたらリラックスするどころか反対に緊張を高めてしまうことになる可能性が高いです。
ゆっくり入浴する
入浴はシャワーだけでなく、湯船にゆっくりとつかるのが理想。
使っている湯船の中に、体の疲れや緊張を溶かしていくようなイメージで入浴してみてください。
温度が熱すぎたり、冷たすぎたりすると、身体が緊張してしまうので避けましょう。
また、狭い湯舟だと、リラックスできないので、両手両足を伸ばして力を完全に抜いて横になれるような湯舟があれば最高です。
リラックスしている状態をイメージする
リラックスしている状態をイメージするって、身体の解放じゃなくて、心の解放じゃないの?
と思われるかもしれませんが、そうではありません。
身体から力が抜けていくことをイメージすることで、力が入っているのを自分で認識できるからリラックスをより深めることができるのです。
日々の仕事を忘れ、これからしなければいけないことも記憶の彼方へ吹き飛ばし、今の自分に集中しましょう。そして、目、鼻、口、頭、首、手、といった体の各部分に注意を向けて力が抜けている状態、リラックスしている状態をイメージすると楽に緊張を解きほぐすことができます。
自分を解放するには心を開放して縛り付けているものを発見する
自分を解放するには、縛り付けているものがわからなければ開放することはかないません。
そのためには、自分の心を開放して隅々まで見渡して縛り付けている原因を見つけることが自分を開放する第一歩です。
人間関係なのか、仕事なのか、家族のしがらみなのか、過去に自分が約束したことなのか、それを見つけていきましょう。
自分自身で発見するための方法には、内観法という瞑想に似たテクニックがありますので、それを使えばOKです。この方法をトレーニングするには、迷走することが一番の近道でしょう。
ただ、ある程度慣れていないと、むつかしいかもしれません。その時は心理カウンセラーを頼ってみてください。きっと答えが見つかるはずです。
ただ、カウンセラーや病院を頼る時、注意することが一つあります。
それは、あなたの言葉で見つけること。決してカウンセラーに教えてもらったりアドバイスしてもらったりするものではないので気を付けてください。
自分を解放するために逃げる、捨てる、乗り越える
あなたを縛り付けるものが何なのか、それに気づいたらあとは、あなたが解放される準備は終了です。
捨てるか、逃げるか、乗り越えるかすれば、きっとあなたは解放されるはずです。
乗り越える
縛り付けているものを何とかして消して乗り越えてしまえば、当たり前に自分自身を解放することができるでしょう。
あなたの目の前に現れた問題は、きっと、解決できない問題ではありません。乗り越えることができた時、次に同じような問題に出会っても簡単に解決できるようになっているはずです。
アンネの日記で有名な、言葉にするのも忌まわしいあのアウシュビッツですら、乗り越えて生還した人がいます。
ひとりで乗り越えるのがつらければ、パートナーを探してください。信頼できる友達でも家族でも構いません。きっと力になってくれるはずです。
もし、どうしてもパートナーが見つからなければ、その時は信頼できるカウンセラーや病院を訪ねてみましょう。
注意が必要なのは、薬を渡して、ハイ終わり、というようなところ。弱っている人間を金づるにしか見ていないようなところは、あまりお勧めできません。
捨てる
マスクなしでジョギングをすると自分を解放できるように、捨てるということも自分を解放するための一つの手段です。
私自身、カウンセリングなど役に立たないとか、催眠なんて詐欺だとかいう人には近づかないようにしています。
腐れ縁の元恋人など、自分を縛り付けていて今の自分に必要のないものなら、きっぱりと切り捨てることで自分を解放することができます。
経済的な関係があると厳しい時もあるかもしれません。ですが、目の前のお金に目がくらんでずっと苦しみ続ける人生と、いま切り捨てて自由な人生を歩みだすこと、あなたはどちらを選びますか?
もちろん苦しい人生をみずから選ぶ人はいないと思います。
逃げる
誘拐犯に拉致されていたら、そこから逃げるのが一番ですよね。
逃げるのは決して悪ではありません。自分の能力を超えているような出来事に出会ったら、逃げても構わないのです。
ただし、この方法は、最終手段。
逃げることは根本的な解決にならず、不思議とまた同じようなことが起こります。一時的に緊急避難するものとして活用してください。
まとめ
心を開放して自分を解放するためのトレーニングについてお話ししてきました。
心と体は一心同体。決して切り離せるものではありません。
なので、身体が解放されるだけで心が開放されて自分を開放することができることもありますし、カウンセラーなどを頼って開放することもできるでしょう。
そして自分を開放するためには、縛り付けているものを乗り越えるか、捨てるか、逃げること。そうすれば、自分を開放することができるでしょう。
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