催眠術でコントロールする心の問題。無意識と意識の真実とは

こんばんは

「できない」を「分をじる心」へ

神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。

 

心理学でも扱っている、意識と無意識、それを催眠術でコントロールすることとはいったいどのようなことなのでしょうか。

今回は、催眠術で操作する、意識と無意識についてお話ししていきましょう。

 

あなたをコントロールしているはずの「意識」

 

さて、今日のテーマは、催眠術で操作する意識と無意識についてですが、まずは、意識から見てみましょう。

 

意識とは、顕在意識ともいわれ、あなたの表面に出てきている認識できる意識のこと。

あなたが今、この画面を見て、この文字を読んで、考えているその意識のことです。

 

いかにもあなた自身のような気がしますし、あなたは隅々まで知っているような気がしますよね。

でも、あなたには4つのあなたがあるのです。これは、ジョハリの窓というもので説明されています。

(関連記事:催眠心理学でジョハリの窓を覗く

 

このジョハリの窓の理論によると、二つのあなたは気付くことができますが、残りの二つは気付かないあなた。

ここで言われている「気付いているあなた」、というのが意識の部分になります。日常生活であなたが、考え、感じ、動かしている部分ですね。

 

でも、それはすべてではありません。残りの二つがあるのです。

だから、表題のごとく、「あなたをコントロールしているはずの意識」なんですね。

(関連記事:記憶のメカニズムを心理学で解明する。~記憶の種類とは~

 

あなたの根本を構成する無意識(潜在意識)

次いで無意識について説明しましょう。

 

無意識とは、潜在意識とも呼ばれ、あなたが普段気付かない、または気にしていない意識のことです。

例えば、高校で習った数学や社会など、普段は全く思い出さないですよね。でも、ふとした瞬間に微分や積分がふわっと現れたりします。

 

無意識はあなたの記憶そのもの

もう少し例を取って見ましょう。近い例で言うと、初恋の恋人って普段は忘れていますよね。

でも、こうやって、話題に出たりすると、はっきりと思い出するのではないでしょうか。

 

これが普段見えない心の奥にしまわれている無意識が表面上に意識として出てきた状態

無意識はあなたが小さい時につちかわれた感性で成り立っています。子供の時に得た道徳、カルマがあなたの判断基準としてあなたの普段見えないこころの中に格納されているのが無意識という意識。

 

また、無意識は、そのような判断基準だけでなく、記憶全般も受け持っています。

明日の行動予定をすべて意識の中で覚えている人はあまりいないですよね。

 

普通は、「次の日、何をするはずだったのか」、と考えた時に”ピカッ”と現れるように思い出します。

そのように、無意識は意識にすぐ出せる状態で待機している記憶なのです。

 

無意識はあなたをコントロールしている

さらに、無意識はあなたの生命もコントロールしています。

どういうことかというと、心臓を動かしたり、息をしたりするのは意識してしないですよね。

 

実は、無意識下で動くように無意識が命令して動かしているのです。細かくは、自律神経の副交感神経がコントロールしていますが、その元となる指令が発せられているところは、脳、つまり、無意識。

手や足を動かすときも右手を前に出して、左足を出す。とか歩くときに考えないですよね。

 

こんな風に手続き記憶と呼ばれる「動作」も無意識がコントロールしています。

自転車の乗り方やプールでの泳ぎ方など、言葉で説明できない技術も無意識が覚えています。

 

日本語を話すのもそうです。文法を意識しなくても、あなたは、楽に日本語を話すことができるのではないでしょうか。

このように、無意識はあなたの基本的な人格や性格、キャラクターを作る基礎なのです。

 

無意識は、疑うことを知らない

そうして、もう一つ大事なことがあります。

その大事なこととは、無意識は「疑うことを知らない」ということ。

 

あなたは夢を見たことがありますか?

夢は無意識があなたに見せたい映像体験なのですが、その夢を見ている時は、その夢の中の状況に疑いを持つことはほとんどありません。

 

仮に「あれ?これは夢かも。」と思うことがあるかもしれません。

ですが、しばらくするとあなたはその状況に入り込み、虚構であるという認識はかなり薄いはずです。このように、無意識は疑うことを知らない純真な存在なのです。

 

無意識はあなたの信念を創り出す

無意識には、もう一つ大事なことがあります。

それは、あなたの「信念」を形成している事。

 

無意識下に蓄えられた情報は、「真実」として受け止められます。

なぜなら、意識は「疑うことを知らない」から。

だから、真実と受け止められた事実はあなたの信念となっていくのです。

 

まとめますと、

[aside type=”warning”]無意識は[/aside]

  • あなたの記憶そのものである。
  • あなたの生命を維持するための働きをコントロールしている。
  • 無意識は疑うことを知らない「純真」な存在。
  • あなたの考え方、行動規範などの「信念」である。

・・・・・・ということですね。

 

無意識にアプローチする催眠術

 

催眠術は、あなたの意識を通して、無意識にアプローチする技術。

だから、催眠術にかかった人は無意識に働きかけられているから、催眠術者の言うことを「正しい事」と受け止めやすくなるのです。

 

ただ、催眠術をかける時に気を付けなければいけないことがあります。

それを紹介しましょう。どういうことに注意しなければいけないかというと、

 

催眠術をかける人は、催眠術をかけている相手の信念から大きく外れたことを言ってはならない。」ということ。

なぜなら、催眠術をかけられて活動を抑えられていた意識が急にガバッと目覚め、催眠術をかけている人の言葉をシャットアウトするから。

 

どういうことか説明しましょう。

 

たとえば、催眠術者があなたを催眠術にかけ、

催眠術者
「あなたは今から裸になって表を走り回ります」

と言っても恐らくあなたには効かないでしょう。

効かないどころか、一気に催眠状態から目覚めてしまいます。

 

このように、あまりにも突拍子もないことを言っても、催眠術にはかからないのです。

だから、催眠術なんてありえない、と心の底から信じている人には、催眠術はかかりません

(とはいっても、少しでも、「催眠術」に興味を持っている人なら、催眠術をかけることもできますよ。)

 

催眠術をかけられないのは、相手の心のクリティカルファキュリティを下げることができないから。

クリティカルファキュリティについては、次に説明しますが、軽く、どういうことかと申しますと、次のような状態と同じ状態になるということです。

 

3歳の子供に大学受験のために勉強をしなさいと言っても全くやろうとしないし、共感を得ることもできない。

神様を信じていない人に神様の話をしても全く取り合わないのと同じですね。

 

無意識の防御ライン「クリティカルファキュリテイ」

このようにスパッと催眠状態から目覚めてしまう状況を創り出すこころの壁を催眠では、「クリティカルファキュリテイ」と呼んでいます。

意識と無意識の間の壁ということ。

 

その壁ができると、あなたは、催眠をかけようとしている相手の無意識とはコンタクトが取れなくなりますので、その人の意識と話すことになります。

すると、いつも通りの会話になってしまうんですね。

 

絵で表すと、上の図のようになります。

通常は左のクリティカルファキュリティがある状態で、催眠状態とは、右の意識と無意識(潜在意識)に境目がない状態です。

 

そもそも、「クリティカルファキュリテイ」とは、あなたや催眠術をかけられる人の潜在意識、大切な純真無垢の無意識を守るための壁。

つまり、クリティカルファキュリティとは、パソコンで言うアンチウイルスソフトのようなもので、あなた自身を形成しているハードディスク(あなたの無意識)へのアクセスを防ごうという存在。

 

催眠術はこの壁を極めて小さくすることで、無意識にアクセスする手段。

だから、このクリティカルファキュリティという壁が再生されてしまうと、催眠術はかからなくなります。

 

ヒプノセラピー、催眠療法では、この催眠のシステムを使うことにより、無意識にアプローチしていく方法。

そして、暗示や、前世療法、退行催眠などで、あなたの中の病んだ無意識を改善しようとする手法なのです。

 

催眠状態とは

 

それでは、催眠状態についてお話していきましょう。

催眠状態というものについてわかりやすく説明すると、一種のトランス状態です。もう少し詳しく見ていきましょう。

 

それでは、あなたが考えている催眠って、どんなものですか?催眠にかかっている状態を想像すると、どんな感じを思い浮かべますか?

特別な感じ?

いきなり寝てしまったり、犬や猿になったりと奇行を行いだすこと?

 

いいえ、催眠とはいたって普通の現象で、日常でもよくある現象なのです。

催眠とは、とてもリラックスした状態を指します。

 

寝る前のふわっとした感じとか、起きる前のまどろんでいる状態、そんな状態を指します。

催眠という言葉は、まるで眠っているような状態になっていることから名づけられたので、読んで字のごとくと言えばその通りですね。

 
 

で、とてもリラックスすると、頭の中がクリアになります。

夜寝ている時にふと起きると、いいアイデアが出ることが良くありますよね。

 

朝起きる前に、普段悩んでいることについて考えを巡らせている時に、ふと、何か思いついたり、気付いたりすることを経験したことがあるはずです。

有名な発明家のエジソンさんは、無意識が活性化しひらめきや思い付きをいつでもメモに取れるように、手帳を枕元に置いていたそうです。

 

この辺りのことは、引き寄せの法則にもつながっていきます。

引き寄せの法則は、常に考えていたらその考えていることが実現するというもの。

 

こうやって常に一つのことを考えていたら、無意識の中に組み込まれていくから、自然と日常生活において無意識レベルで、その引き寄せたいことに関する情報を集めています。

そして、意識という表面上には出てこなくても、潜在意識の中で、常に考えているから、閃きや思い付きが生まれる

 

パソコンに例えると、ディスプレイに現れずにメモリ上のバックグラウンドで動いているアンチウイルスソフトのようなプログラムが無意識です。

必要な時に、必要なものを、必要なだけリソースとして意識レベルに浮上させ、活用することができるのが無意識なのです。

 

まとめ

以上、「催眠術で治療するヒプノセラピー!無意識と意識の真実」についてお話してきました。

 

リラックスした状態を創り出し、無意識にアクセスして、無意識の中のこころの澱とうまく付き合っていこうというのが催眠療法です。

このヒプノセラピー・催眠療法で使われる「催眠術」を応用すれば、自己催眠でも、かなり効果を上げられます。

 

一度試してみると面白いかもしれませんよ。

自己催眠のやり方、方法について、ベレッツアで講習していますので、ぜひ一度お声がけくださいませ。

 

 ベレッツア 高橋正仁

 

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