こんにちは。
催眠を心理学で科学する「催眠心理学」
神戸ヒプノセラピー、催眠療法ベレッツアです。
さて、「嫌々生きてる若者が多くなった気はしていた。」
これは、最近であった人の一言。
って叫びたい。
生きている意味、生きる価値、生きている証明をしたい。
あなたは、そんな気持ちになることは、ありませんか?
嫌々生きてる若者が多くなった気はしていた。
嫌々生きている若者が多くなった気はしていた。
これは、多くの年を取った人が感じている事ではないでしょうか。
今は、若い人が自分の親以上の世代の人と常に出会いながら、肩を並べて暮らす時代。
- 職場で年寄りと一緒
- 買物をしても店員さんが親以上の年齢
- 建築作業で力仕事をしているのもお爺さん
- 道路工事で交通整理の旗を振っているのも老人
- ・・・などなど。
この世の中は、若者がいなくなったのではないかと思うほど、年寄りの活躍の場が増えています。
この高齢者たちは、高度成長期を経験しており、おそらく、今の人達よりも、経済的に安定した生活をおくってきたはず。
でも、今は、若者以上に身体を使って、お金を稼ぐ仕事をしています。
ハローワークなどでも、高齢者の就職希望が以前より増えてきている。
そんな高齢者の中、働く若者は、自分の未来を重ねてしまい、将来はこうなるのかと考えてしまうと、将来を悲観し、嫌々生きていることにつながるのではないでしょうか。
しかしながら、若者は、将来性を見据えたベンチャー企業より、旧態依然とした大企業への就職を望んでいます。
年寄りが、「最初はしっかり社会的な常識を持たせてくれる大企業に就職するべき」とか、「20代は基礎固め」とか、「社会人として信頼されるようにしろ」などというアドバイスをする光景をよく見かけます。
この光景を見ると、若者のポジティブな創造性やクリエイティブな活動性の芽をつぶしているようにしか見えない。
また、若者は、とても地元志向が強いという傾向が出ています。
東京や大阪などの大都市に出て、一旗揚げようという野心のある人は1割もいません。
その理由は、
- 地元を愛している
- 地方暮らしに不満がない
- 付き合っている人が地元にいる
- 実家を継ぐと決めている
- 大都市に出ても知り合いがいない
- 親元を離れたくない
若い人に思い切りが無くなっているというはなしもあります。
ですが、これは本当に若者が勝手にやる気を失ってしまって、若者だけが悪者なのでしょうか。
よくよく考えてみると、若者を取り巻く老人たちが、若者に対し、教育と称してやる気や覇気の芽を摘んでいるのではないでしょうか。
年寄りは、若い人を見て、向上心がないとか、愛社精神がないとか、とよくいいます。
ですが、向上心などは、自分が仕事をして評価され役職や地位が向上するから生まれるもの。
勝手に向上心が芽生え、やる気がかってに増えてくる、何もしなくても若者なら自然と持つものではないはずです。
年寄りの定年が延長され、今まで最高でも50台だったのが、60代、下手をすれば、70代以上の年寄りが会社でうごめいています。
その上、そんな老人たちは、重要なポストに居座って、「最近の若者は、・・」とグチをこぼし続けている。
とも思うのですが。
高度成長期時代を経験し、社会はいつも良い方向に延びていき、頑張ることで状況が好転する時代だったから、一つの会社で結果が出るまで我慢できたのではないでしょうか。
若いうちは安月給でも将来を考えたらこれも授業料だと思えたのは、右肩上がりの経済だったから。と思いませんか?
株でも不動産でも資産を持っていれば、いずれは値上がりする。
勤続年数に応じた昇給や、能力に光るものが無くてもほどほどのポストに昇進できる。
こんなファンタジーの世界に住み、頭がお花畑なのは、若者ではなく、団塊の世代に代表される恵まれた社会情勢に生きた人の方ではないかとも思えるのです。
だから、その言葉に騙され、大企業に就職して現実を知って打ちのめされ、3年も持たずに離職していく若者が多いのではないでしょうか。
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仕事するために生きてるんじゃない
こんな風に、年寄りに騙された若者が抱く仕事に対する幻想と現実の乖離が仕事に対する不満館、不信感を作り上げている。
だから、『仕事をするために生きているんじゃない』、「何のために仕事をしているのか」、『仕事をして生きていく意味がわからない』といった気持ちになるのでしょう。
確かに、現代の高齢者が、今の餓死することもなく、病気も蔓延することもない日本を作り上げたことは間違いありません。
ですが、そのころの経済状況とこれからの経済状況は、全く違うもの。
状況が変化していることに気づいて、その状況に応じた対応や若者に対するアドバイスが必要ではないでしょうか。
「自分は我慢したから、このポストを手に入れ良い人生を手に入れることができた。だから、若者よ、お前も我慢して辛抱しろ」というのは、ナンセンス。
個人が我慢したから良い人生をおくれたのではなく、日本の経済が良くなったから、一人当たりの幸せが増えたにすぎませんん。
今のご時世、人手不足が著しいのに、平均時給は下落しています。
仕事をするために生きているんじゃない。
生きるために仕事をしているなら、生きる意味がわからない。
とても、自然で当たり前のこと。
仕事をする楽しみ、仕事をする喜び、仕事をする誇り、これらのことを感じることができれば、仕事をするために生きているんじゃない、なんて思わないのではないでしょうか。
生きている意味、生きる価値、生きている証明をしたい
そのためには、仕事をすることが一番の近道。
なぜなら、仕事をすることで、社会にあなたの行いを評価してもらうことにつながるから。
あなたを正当に評価してもらう、そのために、あなたの仕事に対する価値観を変えてみませんか?
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まとめ
以上、「嫌々生きてる若者が多くなった気はしていた。仕事するために生きてるんじゃない」についてお伝えしました。
仕事をすることがつらく、厳しく、苦しい、そう思うようになっているなら、頭の切り替えが必要。
年寄りにそう伝えても、自分の経験でしか話すことができないから、現状に即したアドバイスをできる年寄りはほぼいない。
だからこそ、あなたが、あなたの人生について、しっかりと見つめていくことが必要ではないでしょうか。
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