あなたは、人の気持ちを理解することはできていますか?
人の気持ちを理解することは、問題を起こさず日常生活を送るためには必要不可欠のスキルであり、心理的なアプローチをするセラピストであれば人の気持ちを理解する技術は特に求められるのではないでしょうか。
人の気持ちを理解するためにはどんなトレーニングをするのがいいのか知っていますか?
人の気持ちを考える力とはどんなものなのかがわかれば、そのトレーニングの方法も見えてくるかもしれません。
人の気持ちを考える力とは
日本人は自分の気持ちを直接的に表現することはあまりありません。
また、比喩的な表現や、直接言わずに暗喩的な表現を取ることもあるので、人の気持ちを理解するのは複雑な作業になります。
特に日本は、黙っていても相手に伝わる以心伝心のコミュニケーションが美徳とされる文化だから、仕方ないのですが、そうは言っても相手の気持ちがわからないと、すれ違いを生じてしまう結果に。
一般的な生活をしていても人の気持ちを理解することが必要ですが、セラピストとしてメンタルなアプローチをするためには、必須の能力。
ですが、レストランでメニューを見ているお客さんが何を注文するかわからないように、相手の気持ちを読むことには限界があります。
ならば、メニューを見ているお客さんに何が欲しいのか聞けばいいし、必要なら、自分のおすすめを教えて見てもいい。
メニューを眺めているお客さんを見たなら、「おそらく、何か注文をしたいのだろう」と、相手の行動をみて相手の気持ちを考えることはとても重要。
ですが、人の考えていることはその細部まで分からないので、相手と会話することが重要な決め手になっていくのです。
人の気持ちがわからない人の致命的理由
人の気持ちがわからない人には、それなりに理由があります。
自閉症スペクトラム障害であると、人の気持ちを理解することができません。
写真のように記憶したり、絵をかいたり、身の回りで起こったことを細部まで記憶しておくことができたりと、定型発達の人にはまねができないような客観的に状況を把握する能力は高いのですが、人の気持ちを考えることのような主観的なものの見方をすることが難しいのが自閉症スペクトラム障害。
自閉症スペクトラム障害かどうかを判断するには、一定の基準を超えるかどうかという物差しがありますが、そのものさしの前後の人の違いはほとんどありません。
つまり、人の気持ちを理解することができる人と、人の気持ちがわからない人との境は明確なようで明確ではないのです。
つまり、あなたにも、あなたの目の前の人も人の気持ちがわからなくなる要素を持っているということ。
その人の気持ちがわからない人の致命的な理由とは、人と人とのかかわり、特に感情を交えた関わりを持つことが少ない事です。
顔を合わせて離したり、自分以外の人のために真剣に悩んでみたりする機会がすくないなら、その相手の感情を理解できないのは当たり前。
また、自分のことを前面に出してしまう人も、人の気持ちがわからない人になってしまいます。
たとえば、セラピーの途中で、「そうですよね。私も同じことがありました。そんな時はこのような心理状態なのです」と相手の話をさえぎってしまうと、相手の気持ちを引き出すことはできません。
ヒプノセラピーは人生相談ではないし、占いでもない。
相手のイメージを膨らませ、相手の深層心理からの言葉を引き出すことがとても重要なこと。
そのためには、相手の話を傾聴する来談者中心療法的なアプローチ。
あなたのことを相手に聞かせるのではなく、相手の話を親身になって聞き取り、そのイメージをさらに膨らませる問いかけが相手の言葉を引き出します。
義足を付けてマラソンに出る人もいるように、自閉症スペクトラム障害だからとあきらめるのではなく、精神的な問題があったとしても、本気で治そうとするのならば、経験値を積むことが大切。
人の気持ちを理解するためには、適切なトレーニングを積むことが大切なのです。
今は、SNSなどが盛んであり、顔と顔を合わせて話をする機会が少なくなっています。
日常生活をしているだけでは、ほとんど話をしないという状況なら、自分から進んで適切なトレーニングをすることが求められるのです。
(関連記事:自閉症の真実とは)
人の気持ちを理解するトレーニング
自分は人の気持ちを分かっていると思うところにも落とし穴があり、人の気持ちを理解するためのトレーニングはが必要でしょう。
人の気持ちを理解することってどうしたらできるのでしょうか。
それには、人と人とのかかわりに関する経験値を積むことが大切。
人の気持ちを理解したいと思っているならば、積極的に周りの人とのかかわりあいを増やすようにしましょう。
まずは、家族から始めてみてはいかかでしょうか。
そして、近所の人に学校や職場などに枠を広げていき、あなたのコミュニケーションの輪を広げていきましょう。
もっと広げたいなら、サークル活動や趣味の集まりなどに参加してみてもいいかもしれません。
あなたが、ヒプノセラピストなら、相手の気持ちに寄り沿って相手の立場になって真剣に考えることがセラピーにとても役に立つのです。
(関連記事:潜在意識と顕在意識の使い方とは!夢をかなえるヒプノセラピー)
まとめ
以上、神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアが「人の気持ちを理解するトレーニングの方法!人の気持ちを考える力とは」についてお伝えしました。
ヒプノセラピストとして、活動するには、相手のイメージの世界をしっかりと掘り下げていくことが必要ですが、そのためには、クライアントである、相手の気持ちを理解して、しっかりと目指すべきゴールに導くことが大切。
クライアントの潜在意識からの言葉を引き出し、クライアントの潜在意識下の世界を再現することが大切なヒプノセラピー。
だからこそ、人の気持ちを考える力をつけるためのトレーニングは大切であり、必要なことだといえるでしょう。
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