あれもめんどくさい、これもめんどくさい。
世の中めんどくさい事ばかりで、人生はめんどくさすぎ。
そんな風に思っているのには実は意味があります。
実は、めんどくさいと思う心理の裏に、100円ショップに惹かれる理由が隠されています。
実はめんどくさいことを避けたいという心理は、100円ショップに惹かれる理由。
それでは、なぜ人間はめんどくさいと思うのか、そこから確認してみましょう。
100円を求めたので、110円では買えなかった
屋外を歩いていたら、よく出会う飲み物の自動販売機。
最近の自動販売機の飲み物は、価格破壊が起こっており、定価で売っていることはほとんどありません。
その出会った自動販売機も他の自動販売機と同じように、プライスダウンの文字が掲げられており、定価では売っておらず、値引きされていました。
ですが、値引きをしていたのは確かなのですが、その自動販売機の販売価格が110円だったのです。
その時、他の自動販売機では100円で売っているはずという考えがフッとよぎり、その自販機で買うのをあきらめました。
そして、その後、結局100円の自動販売機に出会うことなく目的地についてしまったのです。
なぜ、あの時、100円でなければ買わないと決めたのでしょうか。また、100円と110円の間にそれほどの差があるとは思えないし、10円で判断基準がわかれるほど10円に価値があるとは思えません。
なぜ、100円では簡単に買ってしまうのに、110円では買わないのでしょうか。その心理とはどのようなものなのでしょうか?
めんどくさいことを避けたい心理
めんどくさいことを避けたい心理は誰にでもあります。
単に、めんどくさがり屋というだけでなく、これは、人間が考えたり判断している時の高度な思考活動にあるのでほとんどの人にこの心理が働きます。
人間の意識は常に何かを考え、判断し続けており、何も考えず無になることは仏様かよっぽど訓練を積んだ人しかできません。
それだけ常に何かを考えているのですが、その考えは常に一つのことに集中しており、二つ以上のことを考えられないのです。
つまり、しっかり考えて判断しようとすればするほど他の思考や判断が邪魔になるということ。
だから、大事なことを考えるために、そして、大切なこと以外はできるだけ考えないようにするために、めんどくさいという心理が働いてしまうのです。
100円ショップに惹かれる理由
100円ショップはこのようなこと、多くのことを考える必要がありません。
どれをとっても100円だし、その100円の価値、必要性、大切さは軽く、たとえつかってしまったとしてもそんなに大きな問題にはなりません。
だから、100円で物を買うこと、100円を使うことに対して抵抗がないのです。
その上、1個買ったら100円、2個買ったら200円と計算がとても簡単。
だから、自分がどれくらい使っているかわかるから、思考に占める割合がとても少なくなる。
つまり、100円ショップで買い物をするのは、めんどくさくないのです。
ここで考えてみたいのが、最近の100円ショップでは100円以外のものが売っているということ。
これではほかの店と変わりないはずですが、100円ショップが100円でなくても100円ショップに惹かれてしまうその心理について見ていくことにしましょう。
100円ショップが100円でなくても売れる理由
100円ショップでありながら、100円で売っていないというのは、だまされているような気がしますが、100円ショップが100円でなくても、100円ショップの人気は落ちません。
相変わらず100円ショップに立ち寄る人はそこで買い物を続けているのです。
もともと、100円ショップは店内のものがすべて100円で売っているというコンセプトで始まりました。
100円で売っているからお買い得感があり、考えなくてもいいというめんどくさい心理を突いているのです。
ですが、3%の消費税が導入され、100円ではなくなった時点で、この100円の心理は崩壊しているはず。
その上最近の100円ショップでは、200円のもの300円のもの、そして1000円のものまで出てきています。
100円ショップで100円以外のものを売っているのは詐欺行為に近いと思いますが、それでも、誰も文句を言わず、100円ショップを愛用しています。
この理由は、100円ショップ=100円で物を売っているところ、ではなく、100円ショップ=低価格で売っているところというイメージチェンジがうまくいったから。
このイメージチェンジは、3%の消費税導入がきっかけですが、消費税という法律の権威性により価格が変化することへの理由付けがしっかりとできたのです。
つまり、100円ショップが100円で物を売るところという記憶を100円ショップは低価格で物を売っているところという記憶の意味付けのすり替えを行うことに成功したのです。
めんどくさいという心理は催眠療法の原理
この方法は、NLPでも多用されている方法ですが、催眠療法という角度からもそれを見てみることができます。
めんどくさいという心理は、1つのことを考えるための手段でありますが、催眠療法での催眠誘導による催眠も一つのことに集中するための方法。
催眠誘導で身体がリラックスし、心がリラックスし、気持ちがリラックスすることですべてがめんどくさくなるのです。
そのめんどくさくなった状態に普段から気になっているイメージや暗示を与えられるものだから、そこに思考が集中し、そのイメージ、その暗示を素直に、そして簡単に受け入れていくようになるということ。
100円ショップに惹かれる心理のもとのめんどくささは、めんどくさい人生や世の中のめんどくさい事と同じ。
ならば、100円ショップの解決策は、人生の問題の解決策と同じであると思いませんか?
(関連記事:ヒプノセラピー(催眠療法)とは)
まとめ
以上、「めんどくさいことを避けたい心理と100円ショップに惹かれる理由」をお伝えしました。
めんどくさい人生を渡り歩いているならば、100円ショップのようなめんどくさく無いことに頼るのが一番。
その方法は催眠療法であり、ヒプノセラピー。
あなたがめんどくさい人生と思えば思うほど、世の中はめんどくさい事ばかりと思えば思うほど、100円ショップの心理である催眠療法があなたの心の真理をおさえてくれるのです。
(関連記事:催眠療法とは)
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