こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠慮法のベレッツアです。
さて、ヒプノセラピーに興味がある人の一番の疑問は、ヒプノセラピーを受けて本当に効果があるのか?ということではないでしょうか。
催眠術自体もその存在があるのかどうかよくわからない。
そんなヒプノセラピーについてその効果が本当にあるのでしょうか。
そして、前世療法や退行催眠で効果が出るとしたらヒプノセラーピーを受けて効果が現れる回数は何回ぐらいなのでしょうか。
今回はヒプノセラピーのそんなお話しをしていきましょう。
(関連記事:催眠術のかけ方は簡単?催眠にかかりやすい人、かかりにくい人)
ヒプノセラピーとは
ヒプノセラピーとは、催眠術を使って催眠状態である変性意識状態に導く催眠療法のこと。
実は、ヒプノセラピーってとても怪しい雰囲気を持っていますが、心理療法の一つとして存在しています。
現在も、心理療法としての心理カウンセリングの一つとしてその効果が確認されています。
イメージ療法、精神分析、夢分析、認知行動療法、箱庭療法、MSSM法、絵画療法、アロマセラピー、音楽療法などと並ぶものであるのです。
ヒプノセラピーの歴史をたどると、古代エジプトの眠りの寺院に起源を持つもので、そのような古来から伝わる技術なのです。
フランツ・アントン・メスメルというドイツの医者が確立した動物磁気という見地からのメスメリズムで、催眠術が確立されていきます。
その後、ジェームズ・ブレイドというイギリスの医者が催眠状態に入っている患者が寝ているように見えることから、催眠という言葉を創り出し、催眠術を世に送り出しました。
この眠っているような状態というのが催眠状態という日常的な意識ではないという変性意識状態。
変性意識状態になると、日常的な意識レベルを下げていき、普段注意を向けていない無意識と呼ばれる領域の意識に目を向けることができるようになります。
催眠術、催眠状態と呼ばれる催眠は、寝ているように見えることから、意識が無くなっているように思われがちですが、実は、意識は普段以上に研ぎ澄まされていて、通常の倍以上の感覚になることができます。
催眠誘導を受けて催眠状態に入ると、普段では気にしないようなちょっとした心の動きや物事への感じ方、捉え方に対してとても敏感になります。
そして、あなたのこころの底に眠っている無意識という意識に目を向けることができるのです。
(関連記事:催眠術でコントロールする心の問題。無意識と意識の真実とは)
ヒプノセラピーに効果がある理由
ヒプノセラピーは、催眠を使ってあなたの無意識という意識レベルに触れていきます。
あなたという人物の根源である無意識に直接アプローチする心理療法だから、ヒプノセラピーには効果があるのです。
どういうことかというと、無意識というものは、あなたの記憶の引出しです。
記憶とは、おいしいとか、キレイとか、柔らかい、気持ちいい音などの感覚情報を目や耳などが感じ取り、それを脳で処理して認識した後、記憶として脳の奥底にしまい込みます。
その記憶として脳の奥底にしまう場所が無意識と呼ばれる場所。
だから、この無意識に触れるということは、あなたの脳に刻まれている記憶に触れるということ。
つまり、あなたの普段気にしていないような古い記憶や、思い出したくないから封印した記憶、あなたの人格を創り出している行動規範ともいえる記憶が無意識にあるのです。
そこに、変性意識状態である催眠状態に入ることで、無意識に触れることができるので、そのあなたの人格や性格を作り上げている根本の無意識を書き換えることができるのです。
だから、あなたのこころの悩みや問題、人格や性格にも影響を及ぼしている無意識に触れていくヒプノセラピーの効果は絶大であり、最高峰ともいえる心理療法なのです。
(関連記事:催眠と暗示で潜在意識にアプローチ!ヒプノセラピーで使う催眠術とは)
退行催眠
そんな心理療法であるヒプノセラピーの技法の一つに退行催眠というものがあります。
これは、あなたの記憶をさかのぼるためにあなたの意識の時間軸を逆戻りさせて、過去に起きたと思っている出来事やその時の感情などの無意識に眠っている記憶にアクセスします。
この、「過去に起きたと思っている」というところがポイント。
どういうことかというと、実際にそのことが起きているかどうかは関係なく、あなたが「過去にあったこと」と思っていることが重要だということ。
過去に、ヒプノセラピーの勉強をしていた時に、自分の過去をさかのぼる経験をしました。
神社ってとても厳かで神聖な雰囲気を持っているのですが、それ以上に、暗さと恐ろしさ感じられるのです。
それで、なぜか神社が怖いということを題材にして退行催眠をかけてもらったのです。
すると、幼稚園ぐらいの時にさかのぼり、家の近くにあった小さな神社が現れました。
ちょうど夕方ぐらいで薄暗くなりかけている時間帯。
その神社の前はうっそうと雑草が茂っており、コールタールなどの廃棄物が捨てられている水溜りのようなものがあったのです。
奥の方は日が当たらなくて暗いし、何かが出てきそうで不気味。
ショートカットして道に出ようとした時、コールタールの池にハマってしまったのです。
どろどろで汚いし、なかなか足も抜けない。
やっとのことで抜け出すことはできたのですが、匂いは抜けないし、とても気持ち悪かったのを思い出したのです。
つまり、自分の意識の中では、神社と薄暗さとコールタールの池、汚れ、不快さ、気持ち悪さなどがつながっていたのです。
このことに気づき、神社とそれらの感覚は別物であり、関連がないことを知ることができると、神社に対する恐怖は一気に薄まったのです。
これが、ヒプノセラピーの実力。
過去にさかのぼる退行催眠を使うと、自分の記憶に触れることができて、それを塗り替えることができる。
これも、退行催眠の効果が表れた証拠であり、催眠状態を利用しているからこそできることなのです。
(関連記事:あなたの脳と心に働きかける最強の心理カウンセリング ~ヒプノセラピー~ 催眠療法のススメ。)
前世療法
あなたは、前世療法という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
この前世療法とは、催眠療法の一つの技法で、退行催眠を使ってさらにさかのぼりあなたが前世だと思っている記憶にアプローチするというもの。
退行催眠と同じで、あなたがその記憶が前世の記憶と思っていることが重要であり、本当に前世があるかどうかや真実の前世の記憶であるかどうかは問題ではありません。
前世療法では、退行催眠と同じ要領で、前世にさかのぼります。
ただし、前世の記憶は死へと続く一連の記憶としてあなたの無意識に残っていることが多いので、退行催眠より、微妙なコントロールが必要になります。
死への道程の記憶はとても激しく、さらなる闇に囚われてしまうこともあります。
このように前世療法は、退行系の催眠療法の中でも強力な効果が表れやすいので、あなたの性格や、考え方などの根本を作っている無意識の中の強固な記憶を溶かし、癒すことが可能。
もしあなたにどうしても溶かしきれない心の悩みや問題、闇があり、前世からの因縁だと感じているのなら、一度前世療法を試してみてはいかがでしょうか。
(関連記事:ベレッツアのヒプノセラピーで前世療法の資格が取れる催眠療法の体験)
ヒプノセラピーで効果が現れる回数は?
さてこのように、心理療法として効果があるヒプノセラピーですが、その効果が現れる回数は何回ぐらいでしょうか、と質問されることがあります。
実は、この効果が表れる回数は、その人の訴えている問題の根の深さや質、長期的に悩んできたことなのか、つい最近現れた症状なのかなどによっても変わってきます。
また、ヒプノセラピストのセラピー技法によっても変化しますし、催眠誘導の技量によっても変わってきます。
あなたが催眠について、全面的に信頼しているのか、疑いの心で満たされている人なのかによっても違ってくるでしょう。
あなたはプラセボ効果と言う言葉を聞いたことはありますか?
プラセボ効果とは偽の薬でも信じ込めばその効果が表れるというものですが、反対に薬でも、薬と思わなければ、効果が下がるのです。
ヒプノセラピーを何回くらい受けると効果が表れるのか。その疑問の答えは、状況によって異なるということ。
最小回数では初回のセラピーで効果が表れることもあるし、セラピストと相性が合わなければ、いくら受け続けても効果が現れないこともあるでしょう。
ただ、確実にいえることは、ヒプノセラピーは他の心理療法と違って、直接無意識に触れていくことから効果が表れやすいということ。
だからこそ、心理療法の中でもとても古い技術でありながら、最高峰のメンタルセラピーといえるのです。
(関連記事:最古参「ヒプノセラピー(催眠療法)」と最先端「認知行動療法」の共通点とは)
まとめ
以上、「ヒプノセラピーに効果はある?前世療法や退行催眠で効果が出る回数とは」についてお伝えしてきました。
ヒプノセラピーは心理療法の一つ。
心理学へと続く道の起源となるのが、この催眠であり、ヒプノセラピー。
ヒプノセラピーの効果は、疑いようのない事実であり、その効果を生み出し大きくすることができるカギを握っているのはあなたなのです。
(関連記事:ヒプノセラピーの効果とは!前世体験ができる催眠療法の秘密)
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