自己効力感を高める関わりで看護の効果を上げた例

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こんにちは。

神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。

 

さて、自分の行動を強化することができる、自己効力感。

その自己効力感を高める関わりを続けると、看護の効果を上げることができます。

 

看護をしている人が、看護をされる側の自己効力感を高めることで、より、看護の効果をあげた例を紹介しましょう。

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自己効力感とは

自己効力感とは、あなたがあなたのことを認めて、これからしようとしていることに対し、「わたしはできる」と思うこと。

あなたがあなたの能力を肯定し、あなたの行動が成功すると信じることで、あなたの行動の結果が変わるのです。

 

どういうことか少し例をあげてみましょう。

たとえば、朝、通勤のために電車に乗ろうとします。

 

その時、朝で書けるのがちょっと遅れて、乗る予定だった電車に間に合うかどうかわからない、そんな状態になったとしましょう。

ここで、その電車が発車するまでに乗り込むために、走ることを思いついたとします。

 

この時点で、あなたが、「よし、走れば間に合う。全速力で走ろう!」と思うとがぜん、やる気がでてきて一生懸命走るでしょう。

でも、あなたが、「えぇ~。遅れちゃった。私って走るの遅いし、残っている時間もあまりないし。走っても間に合わなさそうだな。」と考えると、走ることに対して全力が出なくなります。

 

このように、できると思えば、力がムクムク沸き起こってくるのに対し、できないと思うと力が萎えてしまう。

これが自己効力感。

 

つまり、自己効力感が高くなると、できるようになる可能性が高まり、結果成功する

でも、自己効力感が低いと、同じ行動をとったとしても身が入らず、結果失敗しやすくなるのです。

 

そして、この結果は次の行動にも影響を及ぼすことに。

一度失敗すると、次も「どうせ」「でも」「だって」と考えてしまい、余計に失敗し、成功が遠のく人生になる。

 

でも、小さい成功だったとしても、できると思ってやったことがやっぱりできたなら、私はできると強く思うようになり、成功が次から次へと舞い込んでくる

このような行動と感情が連鎖するシステムが自己効力感なのです。

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自己効力感が看護に与える効果

自己効力感は、看護をされる側だけでなく、看護をする側にも効果を与えます

まず、看護をされる側に生まれる効果についておはなししましょう。

 

看護をされる側は、おそらく、身体を動かしにくかったり、自分で自部のことができなかったりするのでしょう。

だから看護が必要となるのですが、ここで、めんどくさいと思わず、手伝いながら、自分のできることは自分でするようにすすめてみるのです。

 

できると思った人がその行動をすることができることで自己効力感が高まり、次にまた成功を重ねていくのなら、自立に向けて少しずつでも成功を重ねることで徐々に力を蓄えていくことができるでしょう

後は、足の骨が折れているのにリハビリだといって走るというような無茶な頑張りを制御しながら、成功することを積み重ねていけば、少しずつ自己効力感が高まり、自立への道を歩み始めるでしょう。

 

次に、看護する側の話に移ります。

25歳から32歳の看護師の自己効力感を調べた論文「忠犬看護師の自己効力感に影響する要因」があります。

 

この論文では、経験年数が増えるにつれ、自己効力感が高まり、7年以上の看護師で自己効力感が高いという結果になっています。

自己効力感を上手に積み重ねていく人は、自分のために、失敗しがちな状況を避けて、成功につながる状況を作り出します。

 

つまり、看護をすることで、その対象の人が元気になったり、退院したり、あなたを頼ってきてくれたりすると、自己効力感が高まるということ。

反対に、医者の指示に従わない人や、あなたのいうことを聞かない人には、冷たくあしらうことが多くなるでしょう。

 

ご飯を配膳して、「マズい。こんな飯食えるか!」といわれたら、こころがとても痛いですよね。

だから、いわれそうになったら聞き流したり、無視したりするのが自己効力感を下げずに保つ方法なのです。

 

しかし、病院に勤める看護師なら、このように対応することができますが、自分の家族の看護をするということになると、無視したりほったらかしにしたりするわけにはいきません。

だから、自己効力感が下がり、看護の効果がどんどん低下してしまって、看護疲れが出て、最悪の結果になることがしょっちゅう起こっているのです。

 

それでは、どうすればいいのでしょうか。

その答えは、成功体験を重ねていくこと。

 

この成功体験を重ねていくことは、強力な自己効力感を高める方法。

それでは、その自己効力感を高める関わりで、看護の効果を上がった例を見てみましょう。

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自己効力感を高める関わりで看護の効果をあげた例

プロの看護師でも、成功体験を積み重ね、十分な自己効力感を持つまでに7年以上かかっています

これくらいの経験を積まないと、看護に関する自己効力感は高まりにくいということ。

 

ですが、家族の場合、そんな悠長なことも言っていられません。

だから、自己効力感を高める関わりがどんなものかを知り、どうすれば高めて看護に努めることができるのかその例を示します。

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ありがとうの言葉が最高にうれしかった

これは、病院で看護職につき1年目の看護師の言葉。

不安ながらも業務を行っていて、患者から、「ありがとうねぇ」といわれた時、とてもうれしかったそう。

 

看護師という職にやりがいを感じたと言います。

このような思いをすれば、さらに看護に力が入ります。

 

どうすればよい看護ができるのか、どのような看護がこの患者に会っているのか、考え、実行するようになる。

患者からの感謝の言葉が、患者も看護師も自己効力感をともに高める関わりにつながるのです。

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患者の退院した時の達成感が最高の喜び

次の例は、患者が無事に退院した時のはなし。

自分が初めてメインの看護師になって患者を担当したその患者が元気に退院した時、最高の達成感と喜びを感じたと言います。

 

患者に合わせた関わりを始終考え、それを実践しながら、日々患者の看護をしていたのです。

その結果、患者が元気になり退院していく姿を見ることができたので、自分の自己効力感がさらに高まったのでしょう。

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看護師の経験例からわかること

看護師の自己効力感が高まる理由は、単に、ありがとうと言われたり、退院の姿を見たりしたからということではありません。

これらの看護師が悦びを感じたのは、色々と良い看護について考え、この患者に最適な看護を考えたから。

 

いろいろと看護を試行錯誤したことが成功につながった、つまり、苦労して考えて試した看護が成功したから、喜びを感じたのです。

これは、自分の中で目指している看護観が作られる過程と、患者への直接的なケアをおこなうことで目指す看護観が自己効力感へと発展するということ。

 

どういうことか具体的に説明すると、まず、看護をしていると、「これでいいのだろうか」という疑問が湧くような体験をすることがありますよね。

その時に、その疑問の湧いた体験と真剣に向き合うことによって、自分の看護への考え方が広がるのです。

 

その中で看護はどうあるべきかという考えがあなたの中で定まり、看護ケアの方法を探り始めることになります。

そこで探り当てた看護ケアを実践し、うまくいくと、看護への自信につながり、自己効力感につながる。

 

かりにうまくいかなかったとしても、そこでもう一度看護ケアの方法を考え、実践して確かめてみる。

こうやって、看護の成功体験を積み重ね、徐々に自己効力感が高まっていくのです。

 

自分の家族に置き換えた時、無理だとか、嫌だとかあきらめずに、看護師を見習って、看護を受ける人に寄り添い、どんな看護がその人にとっていい看護になるのか考えること。

それを実践して成功した時、あなたの中に自己効力感の芽が芽生えてくるのです。

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まとめ

以上、「自己効力感を高める関わりで看護の効果を上げた例」をお伝えしました。

看護は、軽い気持ちでできるのものではありません。

 

ですが、それだけ、乗り越えた時に得られる自己効力感、満足感、は大きく、自己肯定感や自尊心にもつながるもの。

看護は、決してつらいだけのものではなく、あなた自身の成長のためのスモールステップだと言えるのではないでしょうか。

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