ヒプノセラピーのやり方はまず事前面談。本にも書かれる効果ある方法

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こんにちは。

神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。

 

ヒプノセラピーのやり方はまず事前面談から始まります。

ヒプノセラピーは、いきなり催眠術を持ち出して「眠れ、眠れ」、と始めるわけではありません。

 

なぜ、ヒプノセラピーに事前面談が必要なのか。

そして、NLPなどの本にも書かれる効果のある事前面談の方法とはどんなものなのでしょうか。

 

ヒプノセラピーのやり方

初めて相談に来られた人に対してのヒプノセラピーのやり方は次の順序で行われます。

ヒプノセラピーのやり方

  1. 事前面談
  2. 催眠の誤解を解く
  3. 被暗示性テスト
  4. 催眠術と催眠誘導の体験
  5. ヒプノセラピー
  6. 後催眠暗示
  7. 解催眠

 

これだけをしようとすると、1時間では、かなりのハイペースで進めなければなりません。

通常の心理療法のやり方では、だいたい1回50分程度で行われますが、初回のヒプノセラピーでは説明と体験が含まれるので、普通の心理カウンセリングより時間がもう少し必要になるのです。

 

次回以降に行われるヒプノセラピーにおいては、催眠の誤解を解いたり、被暗示性テストや催眠体験は必要ないので、時間は短くなります。

ただし、前回のヒプノセラピーから今回のヒプノセラピーまでの間の変化や、気付き、考えたことや感じたことを反映するために、事前面談は必要。

 

つまり、初回の事前面談と、2回目以降の事前面談は、内容が異なるということ。

なぜ、このような面談方法を取るのか、その理由と必要性をお伝えしましょう。

(関連記事:洗脳と催眠術と心理カウンセリングとヒプノセラピーを比較してみた

 

ヒプノセラピーにおける事前面談の必要性

ヒプノセラピーでなぜ、事前面談が必要なのか。

その答えは、あなたのもとへやってきてくれた相談者の問題を明確に浮き彫りにすることと、あなたと相談者との間に信頼関係であるラポールを作り上げること。

 

ヒプノセラピーは、ヒプノセラピストが催眠術であなたをコントロールするのではありません。

ヒプノセラピーは、心理療法の一つであり、相談者が自身の問題を解決する手段です。

 

あくまでも、ヒプノセラピストを含め、全ての心理臨床家は、相談者のそばに寄り沿う存在

アドバイスを与えたり、生き方を指示したりする存在ではありません。

 

だから、目の前の相談者の悩みをヒプノセラピーを使って解決するには、相手の悩みを聞くことが必要です。

ヒプノセラピストが、自分の経験に合わせて自分勝手に相談者の問題を判断してアドバイスするのは、人生相談。

 

心理療法として、相談者の問題を解決するのであれば、あなたのところに相談に来た相手の話に耳を傾け、相談者自身が解決の方法を見つけることが重要です。

なぜなら、相談者のこれからの人生について、セラピストであるあなたは責任を負うことはできないのですから。

(関連記事:ヒプノセラピーの効果とは!前世体験ができる催眠療法の秘密

 

ヒプノセラピーで使われる、本にも書かれる効果ある事前面談の方法「8フレームアウトカム」

さて、ヒプノセラピーで効果的に相談者の気持ちを汲み取る事前面談の方法があります。

その方法とは、NLPのような本にも書かれている効果のある事前面談の方法。

 

その効果的で、効率的な事前面談の方法とは8フレームアウトカム。

この方法は、ヒプノセラピーの本でも、書いていることがある、相談者の気持ちを汲み取ることが簡単にできるとても効果的な方法。

 

この8フレームアウトカムとは、目標やゴールという意味のアウトカムを明確にしていくための方法

このあと、ヒプノセラピーの流れを作り上げていくための情報集めという意味だけでなく、暗示文を作るのにも

 

そんな8フレームアウトカムという面談の方法は、次のような面談の流れは次の通りです。

8フレームアウトカム

  1. いつまでにどうなりたいのですか
  2. それが達成できたこと(解決できたこと)はどのようにしてわかりますか
  3. 成果を達成したと思える瞬間を想像した時、それはいつ、どこで、誰といる状況ですか?そこでは何が見え、何が聞こえ、何を感じていますか?
  4. そのなりたいものを手に入れることであなたはどんな利益があり、どうなるのですか?
  5. なりたいものを手に入れるためにあなたが持っている強みは何がありますか?
  6. そのなりたいものになることを邪魔している障害は何ですか?
  7. 成果を手に入れることは、あなたの人生にとってどんな意味があるのですか?
  8. なりたいものになるためには何をしますか?具体的には何ができますか?

この順番に聞いていくと、相談者の問題点がとても簡単に浮き彫りになって具体的にどうしたらいいのか相談者自身とセラピストの両者とも気付いていくのです。

 

8フレームアウトカムは、セラピストが相談者のことを理解し、これからの催眠によって無意識の世界を旅するためのてがかり。

そして、その後のヒプノセラピーで行われる暗示文を作るときに使うもの。

 

ですが8フレームアウトカムはヒプノセラピストだけのために行われるのではありません。

相談者自身も、この8フレームアウトカムで、ゴールとなる目標が明確になり、何をすべきなのか、何を乗り越える必要があるのかがはっきりとわかるのです。

(関連記事:催眠術でコントロールする心の問題。無意識と意識の真実とは

 

事前面接で気を付けること

このように、とても素晴らしい8フレームアウトカムですが、注意しないといけない点もあります。

その気を付けておかなけらばならないこととは、全ての答えは、相談者が持っているということ。

 

いくら、その答えが見えていても、「成果を手に入れることって、幸せになることですよね。」などと、ヒプノセラピストが答えを伝えてはいけません。

相談者が自らが気付くことが重要なのです。

 

また、この順番で事前面接をしていると、相談者が前の質問に戻り、同じような内容のことを発言をするかもしれません。

そんな時は、相談者が話したい、つまり相談者にとって重要なことである場合があるので、十分に話している言葉の裏や相談者の意図などを汲み取ってあげましょう。

 

ただし、あまりにも同じところで雑談のようにしゃべっていると、時間がたって、ヒプノセラピーをする時間が無くなってしまいます。

心理療法的には、話すことで迷いが晴れ、こころにつかえているものがとれることもあるので、わざわざ催眠を使ったヒプノんセラピーをしなくてもこれで十分。

 

なのですが、問題を解決することよりもヒプノセラピーを体験したいという人にはこれでは不十分。

だから、初めになぜ相談に来たのか、ヒプノセラピーを選んだのかという相談者の気持ちを聞いて時間配分をすることも大切です。

 

臨床心理学では、1回の心理療法としての面接は50分程度。

これを毎週同じ曜日、同じ時間に繰り返してカウンセリングを受けると、一番効果が生まれるとされています。

 

ヒプノセラピーは単発で終わることが多いですが、一般的な心理療法としては、継続的なカウンセリングを続けていくことも必要

その例を少し上げておきます。

 

心理学者で精神科医であるユングのもとに、6年間も通い続けた患者がいました。

その患者とのカウンセリングは、雑談をして、面接の時間が過ぎ、帰っていくというものでした。

 

ですが、6年後に「先生、実は…、」と相談が始まったのです。

このように、臨床心理的には、雑談も心の問題を解決するための大切な時間とされるようになりました。

 

基本的な心理臨床としてのカウンセリングとするのか、どうかといった、どのようにセラピーを進めていくか、それは、相談者の話を聞きながらあなたが導くしかありません。

よいヒプノセラピーは、事前面接でどれだけ、相談者とのラポールを築き上げて、問題の核心をつかめるか、というところにかかっているのです。

(関連記事:なぜ、今、ヒプノセラピー(催眠療法)なのか。

 

ヒプノセラピーの事前面談のやり方

ヒプノセラピーでの事前面談は、述べてきたように、初回と2回目以降では若干異なります

その理由は、2回目以降であれば、催眠療法のことを知っているし、前回からの相談者の変化を知る必要があるためです。

 

それでは、ヒプノセラピーの事前面談のやり方を初回と2回目以降のちがいについてお話していきます。

 

ヒプノセラピーの初回事前面談のやり方

ヒプノセラピーでの初回事前面談で必要なことは、

  • 相談者の相談内容をきっちりと聴く
  • 相談者の主訴(何が問題でどうなりたいのか)を明らかにする
  • 催眠に対する正確な知識を持ってもらう
  • 催眠を使って無意識に語りかけ、今持っている問題を手放したい、と相談者自身が認めてそう願っていることを確認する
  • 暗示文を作るだけのネタを集める

このようなことを相談者に聴きましょう。

 

事前面談の流れは、8フレームアウトカムに沿って行えば比較的簡単に相談者の目標設定ができます。

フロイトも言っている、「漂うような意識のあり方」で相手のことに興味を持って傾聴する。

 

ヒプノセラピーを含む心理療法は、初めから終わりまで一貫して相談者が主役

相談者中心に話を進めていくことが大切です。

 

催眠についての誤解を解く

また、ヒプノセラピーで使われる催眠はショー的な催眠とは違うことを、相談者に理解してもらいます

また、相談者がもともと持っている催眠に関する誤った知識を修正しておかなければなりません。

 

催眠についての誤解を解くためには、次のことをしっかりと伝えることが必要。

  • 催眠にかかっているという認識は薄い
  • 催眠状態はとてもリラックスした状態
  • 催眠状態にはいっても相談者自身が最後まで自分をコントロールしている
  • テレビの催眠術のようにショー的なものではない
  • これから行うヒプノセラピーは学びや気付きを得る場である

 

この誤解を解いておかないと、相談者が催眠にかかっていないと言い始め、返金騒ぎになる可能性もあります。

 

被暗示性テスト

そして、その後に、2種類の被暗示性テストを行います。

この被暗示性テストは、相談者が受容的な誘導法に向いているのか、権威的な誘導法に向いているのかを判断するもの。

 

2つの被暗示性テストをする理由は、相談者の被暗示性をスペクトラム的に、つまり、段階的に理解しておきたいから。

 

全くかからないようであれば、催眠についてまだ誤解を持ち続けていると考えられます。

その時は、もう一度、催眠について相談者に説明し、理解してもらうと良いでしょう。

 

また、催眠自体に抵抗があることがあります。

被暗示性テストの前にも、今から、軽く催眠状態に入るテストをするけれど、催眠状態に入る準備ができていることを確認しておくことも大切。

 

確認せずに、被暗示性テストを行うと、イメージ力の低い人や、猜疑心の強い人には、失敗する可能性が高くなります。

また、催眠に入ることの了承を確認することで、相談者自身が「自分は今から催眠にかかろうとしているのだ。これからの状態は催眠状態なのだ」という自覚が生まれます

 

相談者の了解を得ることで、より、セラピストの言葉に耳を傾けてくれるようになるでしょう。

(関連記事:欲望をコントロールできる催眠とは。マズローの5段階欲求説を考える

 

催眠体験

 

被暗示性テストで相談者の被暗示性がわかったら、次に催眠体験を行います。

催眠体験は、どのようなものでもいいのですが、段階的リラクゼーション法など、普段から使い慣れている簡単なものを選ぶのがコツ

 

次の本番の催眠をスムーズに実施するための練習として、催眠体験を実施しましょう。

その中で行う暗示は、次の本番の催眠でしっかりと学びを得ることができるとしておけば、さらに深い催眠状態で本番のヒプノセラピーを行うことができます。

 

そして、解催眠の前に行う後催眠暗示では、次に催眠に入るときは、今よりももっと簡単に、そして深く入ることができるようになると、しましょう。

解催眠は、スッキリとした気分で、気持ちよく目覚めることを語りかけながら行うのがコツです。

(関連記事:心理カウンセリングの方法!心の問題を解決できる理由とは

 

ヒプノセラピーの2回目以降の事前面談のやり方

ヒプノセラピーの2回目以降の事前面談は、初回に実施する面接より省かれるところが多くなります。

目標設定から催眠の説明、催眠体験までが不要になります。

 

とはいえ、省略ばかりではなく、2回目以降だからしなければならないことも。

それは、前回からの相談者の変化。

 

気持ちの変化はもちろんのこと、行動の変化や身体的な変化、相談者の周りの環境の変化についても何でもいいので相談者が気付いた変わったことについて聴くようにしましょう。

良くなっていたら、同じように進めればいいし、変化が無かったり悪くなったりしていたら、対応を考えなければなりません。

 

変化がない場合は、相談者が変化に気付いていないことが問題。

同じ毎日でも何かしら、昨日と今日は違うはずなのに、変化がないというのは、カウンセリングの焦点がぶれているかもしれないのです。

 

また、悪くなっているというのは、あなたの能力を超過している可能性があります。

ヒプノセラピーを継続し、自分で無理やり解決しようするのではなく、専門家に任せる勇気を持つことも大切かもしれません。

 

変化が現れた時注意すること 

ここで注意しておくことは、人は表現している事とその心のうちに持っているものが異なることがあるということ。

変化が現れる時は、良い方向に進むこともあれば、悪い方向に進むこともあります

 

回復しているとみていた人でも、自殺してしまうこともあるのです。

なので、相談者の変化が、良い方向、悪い方向、どちらに進んでいても注意が必要なことには変わりありません。

(関連記事:心理カウンセリングって効果があるの?セラピストが悩みを解決する理由とは

 

ヒプノセラピーを勉強するための本

ヒプノセラピーを勉強するための本は、色々とありますよね。

その中でも、おすすめなのが今本忠彦先生の世界基準のヒプノセラピーを教えてくれる本

 

催眠の基本から、ヒプノセラピーの流れなどしっかりと教えてくれる本です。

ヒプノセラピーは理論と実践が必要なので、理論しか学べない本だけでは片手落ちになってしまいますが、やり方を勉強するには最高の本ではないでしょうか。

 

また、ヒプノセラピーのあり方についてもしっかりと説明されているのがこのヒプノセラピーの本

してはいけないヒプノセラピーのやり方や、来てくれたお客さんが手放したいと考えている感情をどう手放していくべきなのか、などヒプノセラピストとしてのあるべき姿や取り組むべき姿勢も教えてくれます。

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まとめ

以上、「ヒプノセラピーのやり方はまず事前面談。本にも書かれる効果ある方法」をお伝えしました。

事前面談のやり方は決まった一通りの方法だけではありません。

 

なぜなら、相談者が一人一人違い、その悩みや問題も同じものはないから。

だから、ヒプノセラピーのやり方は、基本的な内容を守りながらも、相談者を軸にして、状況に合わせた変化を加えることが大切です。

(関連記事:ヒプノセラピー ~催眠療法のススメ~ あなたの脳と心に働きかける最強の心理カウンセリングとは

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