こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
潜在意識に働きかけることで自分を変えられる。
そんな話を聞いたことがあるかもしれません。
確かに、潜在意識が変われば自分が変わっていきます。潜在意識に働きかけることで潜在意識を書き換えることができるのです。
そんな潜在意識を変えることができる簡単で効果のある方法があります。そんな潜在意識を書き換える方法を見ていきましょう。
潜在意識とは
潜在意識とは、あなたの意識の一つであり、顕在意識と対をなすもの。
顕在意識が普段あなたが意識している意識のことで、考えたり、判断したりしている意識のことです。
そのあなたが認識できている顕在意識とは反対にこころの奥にあって普段意識できない意識を潜在意識と言います。
意識できない意識というと、とてもイメージしにくいので、少しわかりやすく例をあげてみましょう。
たとえば、あなたが道を歩いていると前からとても素敵な男性が歩いてきたとしましょう。
では、なぜその男性を素敵な人と感じることができたのでしょうか。
また、反対に、生理的に受け付けないとか、近くにいるだけでも苦手だと感じる人もいるのではありませんか?
特にその人から意地悪をされたり、危害を加えられたりしなくても、初対面でなんとなく話をするのもためらわれるような人がいることもあるでしょう。
このように、人は、顕在意識で判断しているように見えても、理由は分からないけれどなぜかそう思う、ということがあります。
これが潜在意識の正体。
このように、潜在意識とはあなたの判断基準であり、価値の基準。
言い換えると潜在意識とは、あなたの人格や性格を作り上げているものということになるのです。
なぜ、潜在意識がこのようにあなた自身を作り上げている理由は、潜在意識があなたの記憶の保管庫だから。
小学校のときの卒業式の思い出や中学校での授業風景などの記憶は、普段あなたの意識、顕在意識の中にはありません。
でも、アルバムを見た時や同窓会のお誘い案内が来たときなど、きっかけがあった時や思い出さなければいけないときには、自由に顕在意識に洗わてくるのではないでしょうか。
これからわかるように、記憶は普段、意識していないところにしまわれていて、あなたの顕在意識が必要だと感じた時に自由に引き出せるところにあります。
その普段は意識していないけれど必要な時に自由にアクセスすることができる意識を潜在意識と呼ぶのです。
大好きな人に会ったら無意識的に笑顔がこぼれてしまうという時の無意識と同じもの。
あなたの顕在意識がいままでに得てきた知識や経験、記憶や過去の思い出などの中から関連のある情報を無意識的に引き出してきてあなたの判断基準として使われるものが潜在意識。
だからこそ、潜在意識があなたの判断基準にもなり、価値の基準にもなる。
つまり、あなたの人格、性格を潜在意識が作り出し、コントロールしていることになる。
だから、あなた自身を作り上げているもの、あなたそのものが潜在意識なのです。
(関連記事:変わりたいのに変われない自分が嫌いだった。どうすれば潜在意識を変えられるのか)
なぜ、潜在意識はなかなか変わらないのか
あなたの顕在意識が潜在意識という記憶や思い出、経験を判断基準にしているなら、その潜在意識を書き換えることであなた自身の性格をも変えることができるはず。
でも、この潜在意識はなかなか変わらないのです。
なぜ、潜在意識はなかなか変わらないのか。
それは、あなたの記憶の一つ一つが意味ネットワークという記憶のシステムでがんじがらめに絡まっているから。
どういうことかというと、あなたの潜在意識の中にある記憶はいろんなイメージの側面を持っているということ。
たとえば、「りんご」と聞いて、果物を思い出す人もいれば、赤いという色を思い出すかもしれません。人によっては、白雪姫と魔女を思い出す人もいるでしょう。
このように、1つの記憶は、1つの意味、1つの側面、1つのイメージだけではなく、多くの意味、多くの側面、多くのイメージがあり、それぞれが意味のネットワークで結ばれている。
だから、記憶のネットワーク。認知心理学でも使われている言葉です。
この記憶の意味付けを変えようとすると、変えようとした記憶の周りにくっついている意味を一つ一つはがしていき、新しいネットワークで結ばなければならならい。
仕事=しんどいという意味付けを変えようと思うと、仕事の準備がしんどい、客先対応がしんどい、上司の相手がしんどい、同僚とのやり取りがしんどい、部下が言うことを聴かなくてしんどい、周りの人のうわさがしんどい、その他にもしんどいことが山のようにある。
これを一つ一つ切り離し、新しい意味、「仕事=楽しい」と潜在意識を書き換えようとしても、今までの記憶のネットワークが邪魔をしてなかなか書き換わらないのです。
とはいっても、いつまでも潜在意識が書き換わらなければ、ずっと未来の先まで同じ状態。
どこかの自己啓発セミナーでは、『仕事が楽しい』と何回も言っていれば、潜在意識が書き換わるとか、嫌なことをノートに書きだせば嫌なことを客観的見れるようになり、潜在意識が変わっていくというものがあります。
ですが、あなたはそんなことで、潜在意識を書き換えられましたか?
とてもかなわなく、たとえ、一時的にそのように思ったとしても、しばらくしたら元に戻ってる。
潜在意識の書き換えはそんな簡単にいかなかった経験をイヤというほどしていませんか。
何とかしたいですよね。
そんなあなたにおススメの方法がたった一つだけ、あるのです。
それでは、その潜在意識を書き換えるたった一つの方法を見ていくことにしましょう。
(関連記事:意味ネットワークとは。活性化拡散モデルと階層的ネットワークモデルの違い)
潜在意識の書き換えを成功させる簡単で効果があるたった一つの方法
潜在意識の書き換えは意味ネットワークでつながれたあなたの意味の地図を塗り替えること。
潜在意識の書き換えを成功させる簡単で効果があるたった一つの方法とは、意味ネットワークを上から上書きしてしまえばいい。
たとえば、仕事を楽しいと思いたいなら、仕事が辛い事や苦しいこともひっくるめてすべてあなたの中に取り込むこと。
あなたが今まで作り上げてきた記憶はあなたの潜在意識の中に眠っています。
その記憶をすべて受け入れるのです。
仕事はつらいもの、仕事はしんどいもの、仕事は大変なもの。
それを受け入れた上で、仕事をすることで手に入れられるものを考えてみるといい。
自分が応対したお客さんの喜ぶ顔が好き、ありがとうと言ってくれることが嬉しい、頼りにされることが気持ちいい。
あなたが嬉しいとか、楽しい、気持ちいい、と思えることを見つけてみてください。
つまりポジティブなイメージを仕事と結びつけるため、仕事をしたらどんな良いものが手に入るのかを想像してみるのです。
そのポジティブな思いがネガティブな思いを上回るほど、潜在記憶は気持ちいいほどに上書きされていくでしょう。
これは、催眠療法で潜在意識を見た後に行うフューチャーペーシングという方法で学びを自分の潜在意識の中に落とし込む方法。
あなたの潜在意識が『仕事は楽しいものだ』と納得すれば、仕事というものの意味ネットワークが次々と塗り替えられていくということ。
人は心から欲しいと思うものが目の前にあり、もう少しで手に入れられそうだと感じた時、そのほかの苦労が苦労に見えなくなり、生涯と感じなくなるのです。
潜在意識を書き換えることが難しいと感じているのは、今までやってきたその潜在意識を書き換える方法が間違っていただけ。
今までの長い人生で得てきたあなたの記憶、思い出、経験、知識の全てを変えようとするから無理があるのです。
全てを変えるのではなく、その先にある未来を変える。
そのために全てを許し、全てを包み込み、全てを受け入れるのです。
それができたとき、あなたの望む潜在意識で古い潜在意識を書き換え、あなた望むあなた自身を見つけることができる。
そうなれば、あなたが本気で『仕事が楽しい』と想像すれば、今の困難な状況を簡単に変えていく方法も自然と見つかります。
今回仕事が楽しいと思いたい場合の一例をあげましたが、この方法はいくらでも応用がきく方法。
あなたが書き換えたいと思っている潜在意識にもぜひ挑戦してみてくださいね。
(関連記事:潜在意識に働きかける効果とは!潜在意識を書き換えて簡単に新しい自分になる)
まとめ
以上、「潜在意識の書き換えを成功させる簡単で効果があるたった一つの方法」をお伝えしました。
あなたの潜在意識を書き換えることは、白い布が汚れたからとその部分だけ、ゴシゴシこすっている状態では書き換わりません。
白い布をもとの白い布に戻したいなら、丸ごと一晩漂白剤の中につけておけばいい。
潜在意識を書き換えることは小手先ですることではなく、全身全霊でその潜在意識を認め、意味が関連付けられている記憶のネットワークを丸ごと上書きしていくことなのです。
もし、あなたが、受け入れがたい潜在意識の全てを受け入れることができないとか、丸ごと上書きをすることができないというなら、催眠療法を頼ってみてください。
催眠療法は催眠を使って潜在意識を引き出して直接語りかける方法。
書き換えたい潜在意識を根こそぎごっそりと簡単に書き換えることができる方法で、潜在意識を書き換えたいあなたには絶好の方法なのです。
あなたが望むならいつでも手伝います。潜在意識を書き換えてなりたいあなたになりましょう。
(関連記事:ヒプノセラピー ~催眠療法のススメ~ あなたの脳と心に働きかける最強の心理カウンセリングとは)
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