催眠術はかけ方次第で眠くなる!眠れない時に催眠術で眠くなる方法

こんにちは。

催眠を心理学で科学する「催眠心理学」

神戸ヒプノセラピー、催眠療法ベレッツアです。

 

さて今回は、催眠術のおはなし。

実は、催眠術は、かけ方次第で眠くなるのです。

 

この催眠術を利用すると、眠れなくて困っている人が、眠れない時に使うと眠れてしまうというからその効果は絶大。

それでは、催眠術で眠くなる方法を見ていきましょう。

 

催眠術とは

催眠術と聞くと、あなたは、どのような状態を思い浮かべていますか?

相手の想いのままになってしまうこと?それとも、催眠術にかかっている間のことをすっかりと忘れてしまうこと?

 

実は、そのような一般的に思われている催眠術と本当の催眠術とは全く違います。

じつは、催眠術とは、意識が覚醒しながらも、ぼうっとしている状態で、変性状態ともいわれる状態

 

ここが勘違いしやすいところなのですが、催眠術にかかって催眠状態になったら、自分の意識がなくなると考えている人が多い。

でもこれは本当は違っていて、自分の意識はあるのです。それもはっきりと。

 

夢遊病者や白昼夢、また、泥酔した時のように、自分の意識が吹っ飛んで、

あなた
あれ?いままで何をしていたのだろう。

と思うようなことは、催眠状態を解かれる時に、「催眠中に起こった出来事をすっかりと忘れる」と暗示を与えた時くらいのこと。

 

本当は、催眠術にかかっても、その間のことは、しっかりと覚えています

しかも、催眠術にかかっていると、あなたの意識と無意識とがしっかりと覚醒しているので、普通に何気なく暮らしているときよりも、その間に起こったことははっきりと覚えている事でしょう。

 

だから、ヒプノセラピー、催眠療法があなたのこころの問題を探って解きほぐす手段になり得るのです。

催眠術は決して、眠っている状態、意識のない状態ではなく、反対に、あなたの意識がはっきりとして、自分を自覚できるからこそあなたのこころの内面を映し出してイメージしていくことができるのです。

 

そうすると、催眠術では、意識がはっきりしてるのに、どうして眠くなる方法になり得るのか、疑問に思いませんか

それは、催眠術を知ると、その答えがわかります。それでは、なぜ、催眠術がかけ方次第で眠くなるのかを歴史的背景を踏まえながら見ていきましょう。

(関連記事:催眠術でコントロールする心の問題。無意識と意識の真実とは

 

催眠術の歴史的背景から催眠術を知る

催眠術は、意識と無意識を覚醒させ、両方を同時にあなたがコンタクトしていくことができる方法

無意識と呼ばれる潜在意識に触れることにより、心の奥底のわだかまりや考え方の基準になっているあなたの人格を作り上げている基礎を知ることができる方法。

 

ここで、注意しておきたいのは、催眠術のその名前の由来。なぜなら、催眠術の歴史を知ることで、催眠術の真の姿が見えてくるから。

催眠術とは、古来から伝わる方法で、その起源は古く、エジプトの眠りの寺院と言われています。

 

ですが、今回は少し時間を近代に戻し、1700年代に流行ったメスメリズムに戻しましょう。

メスメリズムとは、手かざしやレイキと同じようなもので、手をかざすと、悪いところが無くなるという手法。

 

いわゆる、「痛いの、痛いの、とんでいけ」ですね。

小さい時、あなたも、親にこう言われて、手をかざされたら、痛いのが、とんでいった、という記憶はありませんか?

 

これが、メスメリズム。動物磁気ともいわれます。

手をかざすことによって癒されていくので、手から磁気が出てそれが効果を生んでいるのだろうということからついた名前。

 

メスメリズムとは、この方法を医者としてヒステリーに対する医療に取り入れたフランツ・アントン・メスメル医師というオーストリア人の開業医の名前からとられています。

 

この手法が、さらに世間に浸透してくると、半分眠った状態に陥ることで、効果が倍増することがわかってきます。

そして、この方法によって、催眠状態に入っている人を見たイギリス人のジェイムズ・ブレイド医師が、心理学的、生理学的な現象を催眠が起こしていることを指摘されることに。

 

その後、ジェイムズ・ブレイド医師はメスメリズムが迷信などによるものではなく、合理的かつ必然的な現象であるという論文を提出します。

そして、この本人の意識がありながらも眠っているような状態を催眠状態として名付けるのです。

 

その後、メスメリズムを動物磁気ではなく、神経催眠、、催眠と呼ばれる言葉を世の中に公表していきます。

この歴史的な催眠術の流れからも分かるように、催眠は、眠っているのではなく、眠っているように見える状態のこと。

 

実は、催眠状態とは、意識が覚醒している状態だったのです。

人は見た目に大きな影響を受けるので、眠っているように見えるから、眠りと考える人も多いのも仕方ないのかもしれません。

 

このように言うと、ますます、眠りと催眠術による催眠状態との違いが判らなくなるかもしれません。

ですが、このように、催眠状態は無意識とコンタクトできる覚醒状態だからこそ、催眠術がかけ方次第で眠くなるのです。

 

それでは、なぜ意識が覚醒している状態の催眠術を使うことで眠くなることができるのかを見ていきましょう。

(関連記事:心理カウンセリングの方法!心の問題を解決できる理由とは

 

催眠術はかけ方次第で眠くなる

さて、ここで、思い出してほしいのが、マズローの5段階欲求説。

人間の欲求の中にある最初の欲求、生命を維持するための欲求の中に睡眠欲があります。

 

人間の脳は、他の動物と違って、灰白質と呼ばれる部分の脳がとても多い。

その分、他の動物より思考することができるので、理性や道徳、規範やルールによって、社会を構成し、文明を作り上げることができました。

 

ですが、本能的な情動を起こす、原始的な脳、延髄や間脳のような爬虫類脳と呼ばれる部分も存在します。

この爬虫類脳は、食欲や性欲、睡眠欲など、生体維持に関する情動を司っているのですが、この爬虫類脳が考えていることも無意識の中に組み込まれています。

 

息をすることも、ご飯を食べることも、恋をすることも、寝ることもDNAレベルであなたに組み込まれている事であり、生命を維持するために無意識に刻み込まれている事なのです。

そうすると、無意識に触れることができれば、これらの睡眠欲などの情動をコントロールできるのではないかと思いませんか?

 

まさに、その通りで、だからこそ、無意識に接触し、聞き、語りかけることができる催眠術が眠くなるのです。

あなたのこころのうちを覚醒させるからこそ、一見コントロールができないように思われる原始的な欲求でも催眠術は対応することができるのです。

 

眠くなること、睡眠欲も欲望の一つだから、催眠術で、コントロールできるということ。

それでは、その催眠術によって、眠れない時に眠くなる方法を見ていきましょう。

(関連記事:あなたの脳と心に働きかける最強の心理カウンセリング ~ヒプノセラピー~

 

眠れない時に催眠術で眠くなる方法

眠れない時に眠くなるために、催眠術を使うことができます。

なぜなら、催眠術が、無意識に働きかけることができる方法だから。

 

あなたが眠りたいと思っている時に、その意識をしっかりと助けてあげれば、目が冴えて眠れないと思っていても眠くなることができる。

あなたのこころの奥の無意識の中にある「眠りたい」という意識をしっかりと引き出して眠気を引き出すこと。それができるのが、催眠術です。

 

今回あなたにお伝えするのは、あなたがあなたに自己催眠をかけて眠る方法です。

それでは早速、実際にやってみましょう。

 

力を入れる

まず力を全身に入れていきます。

頭の先から順番に、目、鼻口、耳、肩、腕、指、胸、腹、腰、尻、太もも、膝、ふくらはぎ、足のつま先と、順に力を入れていきます。

 

これでもか!というくらい力を込めて、全身を硬直させます。

身体がプルプルと震えるくらいまで力を入れていきましょう。

 

脱力する

そして、無理だと思うくらいまで頑張ったら、全身の力を抜きましよう。

そうすると、とても大きな脱力感を感じることができるはずです。 

 

筋肉の硬直と脱力を繰り返す

さらに全身に力を入れることと全身の脱力を3回繰り返します。

そうすると、さらに大きく脱力することができます。

 

息を大きく吸い込む

その脱力感を味わいながら、大きく息を吸い込みましょう。

もうこれ以上据えないというくらい大きく、深く、大量に。

 

息を吸うのと同時に、大気の中に含まれているエネルギーも一緒にあなたの中に取り込んでいるようにイメージしていきます。

胸だけでなく、お腹もめいいっぱい膨らませてこれ以上息を吸えないという限界に来たらそのまま止めます。

 

息を止めて、イメージする

大きく息を吸って止めたら、あなたの中に吸い込んだエネルギを感じます。

そのエネルギーがあなたの肺を通して身体に取り込まれ、体中に酸素とエネルギーが行き渡っているのを感じてください。

 

息を大きくゆっくりと吐き出す

そのイメージを十分に感じたあとに、大きく、ゆっくりと吐き出します。

体中の毒素や、イライラ、嫌なことも一緒に出ていくようにイメージしながら息をゆっくりと吐いていきましょう。

 

そして、最後まで吐き出します。もうこれ以上、吐く息はない、肺の中が空っぽだというくらいまで息を吐きます。

息を吐ききってからっぽになったら、また、大きく息を吸い込みましょう。

 

ゆっくりと息をする

大きく擦って、止めて、最後まで吐く。この呼吸をあなたのペースで行っていきます。

あなたのペースで、ゆっくりと、大きく、深く、呼吸していきます。

 

そうすると、始める前よりも、呼吸が落ち着いているのを感じることができます。

ゆったりと、落ち着いて、深い呼吸になっていることを感じてください。

 

身体の力が抜けているのを感じる

呼吸が落ち着いているのを感じることができたら、同時に、始める前よりもあなたの全身から力が抜けていることを感じることができます。

とてもリラックスして、とても落ち着いて、とても穏やかになっています。

 

身体が落ち着くと、こころも落ち着きます。

身体とともに、あなたのこころがりらっくして、落ち着いて、穏やかになっていることを感じることができるでしょう。

 

目が明かないのを感じて、眠りに落ちていく

そうすると、もう、あなたの目は閉じているはずです。

目が閉じていると、まぶたの力が抜けていることがわかるでしょう。

 

もうすでに体中の力が抜けているはずです。

開けようと思ってもあかなくなるくらいまでまぶたから力を抜いて脱力しているのを感じながら深く深く落ちていくのを感じましょう。

 

まぶたから力が抜けるほど、深く落ちる。

深く落ちるほど体中から力が抜けていく。

 

力が抜けるほど、身体がリラックスしていきます。

そして、リラックスしていくほど、けだるい感じが体中に広がっていくのを感じていきましょう。

 

そうすると眠りの世界はあなたのすぐ横に来ています。

けだるい感じの世界とあなたのすぐとなりの眠りの世界と少しづつ入れ替えていきましょう。そうイメージしましょう。

 

そうして、完全にあなたの体の中が眠りの世界に満たされた時、あなたはすでに眠っています。

もう眠りの世界に入っているのです。

(関連記事:心が身体をコントロールする「実行機能」の真実

 

まとめ

以上、「催眠術はかけ方次第で眠くなる!眠れない時に催眠術で眠くなる方法」をお伝えしました。

催眠術はイメージの世界です。あなたが作り上げる世界です。

 

だから、眠りたくても眠れない時が来たなら、眠れるように自己催眠をかける、つまり、眠れるようにあなた自身がイメージすればいいだけ

ヒプノセラピーを行うセラピスト、催眠術を使う催眠術師はこのようにあなたにイメージを持ってもらうように語りかけているのです。

 

実際のヒプノセラピーでは、あなたの様子を見ながら、寄り沿いながら声をかけていくので、もっとあなたに合った催眠をかけることができます。

だから、自己催眠でも眠れないときは、ぜひ、ヒプノセラピーを利用してみてくださいね

(関連記事:ヒプノセラピーの効果とは!催眠術を使った心理カウンセリングの方法

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