こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
偉人の伝記などを読むと「常識にとらわれるな」という意味の名言がとても多い事に気付きます。
なぜ、偉大な人々は常識を否定するのでしょうか。
そして、常識があなたに必要でないものだったとしたら、あなたが常識にとらわれない生き方をするために、どのような考え方をしていけばいいのでしょうか。
あなたを常識という枠に縛り付けてしまうこととその状態から解放される方法についてお伝えします。
常識にとらわれるなという多数の名言
自分を無礼スルーさせるために自己啓発や自分磨きをしていると、「常識にとらわれるな」という名言に出会うことがとても多い。
たとえば、松下電器、今のパナソニックの創始者松下幸之助は、
時には常識や知識から解放され、思い付きというものを大切にしてみてはどうだろうか
と言っています。
さらに、幻想即興曲で有名な音楽家のフレデリック・ショパンも
常識というが、これは非常に小さな要素に違いない。というのは常識が僕の頭からすべての他の考えを引き出すほど強力なものではないのだから
と言っています。
相対性理論で有名なアルベルト・アインシュタインは
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
と明言しています。
発明家、トーマス・エジソンは
世の中の誰もが納得するような常識的な考え方をしていたのでは、新しいものなど創り出せはしない
といい、またその後、
大事なことは君の頭の中に巣くっている常識という理性を綺麗さっぱり捨てることだ。もっともらしい考えの中に新しい問題の解決の糸口はない。
と語りました。
Appleの創始者、スティーブ・ジョブズは
常識?あ~凡人が仲良く生きるためのルールか!
と言い放っています。
そして、蜘蛛の糸や羅生門を書いた芥川龍之介は
危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である
とまで言っているのです。
このように、偉人と呼ばれる人々で常識を大切にしている人は見かけることがありません。
しかし、反対に常識を大切にしている人は身近なところに本当にたくさんいます。
「~だろ、常識的に考えて。」という言葉を発する人はあなたの身近にいませんか?
そんな人は、発言する内容がことさら、自分勝手で傲慢。本人は常識という大勢の意見を味方につけているつもりなのでしょうが、そのことに本人は全く気付いていません。
アメリカの作家、エルバート・ハバードは
いつまでも大したことのない人間でいたければ、非常に簡単に達成できる方法がある。それは、自分の取るに足らない考え方と知識に満足していればいい。
と言っています。
常識とは、健全な一般人が共通して持っている普通の知識や考え方や概念、行動や規範のこと。
だから、常識を利用すれば、大勢の意見になり、自分の意見は間違っていないということになります。
ここにあるのが、大きな落とし穴。
自分が常識であると思っていても、他の人にとっては常識ではないことは普段の生活でもよく見かけること。
「みんながそう言っているよ」とか、「誰でもやっていることだし」なんて言う言葉をよく聞きませんか?
一瞬「え?なにを言っているの?」と思ってもなぜか納得してしまうこの言葉。
そもそも、みんなとっても全世界の人みんながやっていることではなく、一部の人がやっていることにすぎません。
それを、「みんながやっていること」とか「みんないっていること」とするのは、自分の意見を他の誰かに責任転嫁する行為。
協調性を大切にする日本人にとって、すでに誰かがやっていることに安心感を抱くのですね。
そうしてこの言葉には、大勢の人、誰かがやっていることは自分がやってもいいことだと思う「同調性」の心理が働くことになります。
ですが、大勢の人々の言葉が正しいということは真実ではありません。
みんながやっていることでもなく、常識と思っていることもその人だけの意見であり、その言葉が正しいとも限らない。
だから、常識にとらわれずに生きていく。
これは、多くの偉人がその人生のモットーとしているところだといえるでしょう。
それでは、常識にとらわれない考え方とはどんなものなのでしょうか。
常識にとらわれない生き方をするためにその考え方を見てみましょう。
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常識にとらわれない考え方
常識にとらわれない考え方をするにはいったいどのようにすればいいのでしょうか。
その答えは、織田信長の名言にヒントがあります。
織田信長は、ほぼ自分の力だけで戦乱の世の中に日本統一という安定をもたらす直前まで国を導いた強力なリーダーシップを持った人物。
織田信長に対して好き嫌いはあるにしても、戦乱の世にくさびを突き刺したその功績は、とても大きいもの。その大きな変化を創り出した織田信長の考え方には大きなヒントが隠されているはずです。
絶対は絶対にない
絶対は絶対にない。とは、相反しているように見えますが、この言葉は真実だといえます。
結婚したい相手に「絶対、幸せにするから!」と約束したところで、明日、交通事故に遭ってしまうかもしれない。
神様でもアダムとイブの裏切りを予測していないという事実があるほど未来のことは分からない。
あなたが思っていること、たとえ今、それがあなたの真実であったとしても、未来は想定外の出来事で変わっているのかもしれないのです。
常識という言葉を使うと、それは絶対性を持ち始め、独り歩きを始めます。
絶対正しいはずという常識を持ち始めた瞬間、空虚な幻想に憑りつかれて、前に進むべき脚をからめとられているのです。
だから、絶対は絶対にないという考え方が大切。
この前提がある限り、常識にとらわれることはなくなり、新しい解決策を考え始めることができるはずです。
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常識にとらわれない生き方をするために
常識にとらわれないために、あなたが考え方を変えても、具体的に行動する方法がわからなければ、それは絵に描いた餅。
それを現実にするためには、常識にとらわれない生き方をする方法が必要です。
この常識にとらわれない生き方をしたのは、先ほど出てきた織田信長。
幼少時代、うつけ者と呼ばれてバカにされていた織田信長ですが、それは、小さい時から常識にとらわれない生き方をしてきた証拠。
戦乱の世の中をまとめ上げた織田信長の名言に、常識にとらわれない生き方を探してみましょう。
必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ
絶対は絶対にないということを理解した時、それでは、未来を考える時どうしたらいいのかと迷うことになるかもしれません。
そんな時に支えてくれる織田信長の名言が、「必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ」。
自分が必死に生きていれば、最高速度で脳が回転し始めます。
ダラダラと生きている時には考えもつかないような鋭いひらめきが稲妻のようにあなたに降りてくるのです。
これは、必死に生きていなければ、決して手に入れることとができないもの。
必死に生きるからこそ、必死に考えることができる。常識にとらわれていては必死に生きることも必死に考えることもできなくなるのです。
理念を持ち、信念に生きよ
そうして、必死に生きて生まれる解決策に方針を与える芯になる部分が「理念を持ち、信念に生きよ」ということ。
傲慢で自分勝手なことを声を大にして語る常識にとらわれて生きている人を見ているとわかるように、それが正しい事と信じている人の言動には力があります。
理念を持つことで信じるものができる。
その信じるものが信念になり、あなたの言葉や行動に力を与えてくれるのです。
もしかすると、周囲の人々にあなたの言葉が届かないときがあるかもしれません。
そんな時は、あなたの信念が相手の思うところより弱いのです。
あなたの信念が相手の心を貫いた時、それは、真実の言葉となり、相手の感情に深く突き刺さることになります。
こうすることで、あなたは常識にとらわれない生き方をすることができるようになるのです。
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まとめ
以上「常識にとらわれるなと多数の名言!常識にとらわれない生き方・考え方」をお伝えしました。
常識の世界で生きることは発展性のないコンフォートゾーンという、恒常性に汚染された世界から抜け出さないこと。
そこには「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という安心感があるだけ。
あなたの人生を変えるには、常識にとらわれない生き方が必要なのです。
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