こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
江戸時代末期、黒船の来航から、日本が成長していき屈強な諸外国と並ぶ国力になった幕末から明治時代にかけては日本の大きな変革の時代。
そのきっかけはペリーが浦賀に来た黒船の来航に伴い、起こった尊王攘夷論。
ですが、その尊王攘夷論では開国しきれず討幕運動、明治維新へと時代が動きました。
そんな幕末の時代をを経て日本は、旧体制から抜け出して新しい日本になることができたのです。
そんな幕末の一連の流れは新しい自分に変わるための秘訣を教えてくれます。
それでは、その幕末が教えてくる新しい自分に変わるための唯一の方法を見ていくことにしましょう。
尊王攘夷じゃ開国できない
江戸時代末期、浦賀にペリーの黒船がやってきて、今までほとんど出会うことのなかった外国人が開国を要求してきました。
そんな中、当時の江戸幕府は鎖国政策を取っていって、「他の国は、日本に入ってこないでね。」という閉鎖的で排他的な政策を日本が取っていた時代。
鎖国は、他からの干渉を受けず、国民がほかの国の経済状況に目移りしたり、他の国の政策がよいとか政権打倒に結びつく考えから隔離し、国の方針を国民に浸透させるためにはとても役に立つ政策です。
ですが、時代の移り変わりや他からの有益な情報も同時に遮断されるため、一国だけ世界から取り残され、浦島太郎状態になってしまうのが難点。
ですが江戸幕府が政府として取った対応は、開国を求める強力なアメリカに屈してしまい、不平等条約と呼ばれる日米和親条約を結びます。
それだけにとどまらず、つづいてイギリスやロシアとも同じ不平等条約を結ぶことになって、幕府に対する反感が強まったのです。
その時に起こった思想が、自分たちのカリスマである天皇を柱とした世界を創り、日本を脅かす諸外国を追い出そうという考え方。
これが、尊王攘夷です。
ですが、尊王思想で鎖国を続けるだけでは、世界から取り残されて日本の発展はなかったわけだし、屈強な諸外国と喧嘩していたら第二次大戦のようにボロボロにされていただけでしょう。
日本が近代国家になりえたのは、尊王攘夷の思想ではなしえなかったのです。
今の時代でも、自分の意見に合わない人や嫌味や意地悪な攻撃してくる人に対し、攻撃的に仕返しする人や、そんな人たちと縁を切って自分の世界に入り込む鎖国のような反応を起こす人ってあなたの周りにいませんか?
この人たちって、幕末の尊王攘夷と同じ考え方ですよね。
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幕末の尊王攘夷ではなく、五箇条の御誓文が新しい日本を創り出した
五箇条の御誓文とは明治天皇が天地神明に誓約した文章です。
内容は、開国和親と講義世論の尊重であり、開国して他の国と仲よくしようね、世間の普通の人の考え方を尊重しようね、という考え方のこと。
つまり、明治天皇という、当時の日本の頂点である人物が、「ほかの国とも仲良くしよう」、「暴力ではなく民主的に問題を解決していこう」といったのです。
これは、簡単にできることではありません。
なぜなら、自分と同じ立場でありながら自分より能力の高い人とコミュニケーションを取って自分の成長につなげることは、自分の殻に閉じこもっているより、自尊心を押さえて相手に取り入ることが必要だから。
その理由は、自分は自分のことがかわいいし、他の家族より自分の家族、他の土地より自分が住んでいる地域、他の国よりも自分の国の方が愛着があるから。
小さい時に通った学校でも、授業をさぼったり、また、違う勉強をしたり、居眠りをしたりと、先生をバカにする人が多いように、自分以外のものを尊重してしっかりと学ぶことは、なかなかできることではありません。
そんな中、頂点である明治天皇みずから、他の国に学び、周りの意見を尊重しようといったことは、なかなかできることでなく、とても心の広い、そして先を見据えた大きな決断だったといえるでしょう。
そして、薩長連合による政府軍が戊辰戦争で勝利し、江戸幕府から新しい考えの明治政府に移り変わっていきます。
そして、明治政府は、「富国強兵」、「殖産興業」、「文明開化」という3代スローガンによって、近代国家への道を踏み出しました。
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幕末が教えてくれること
幕末を見ていると次のようなことがわかります。
- 既存体制の江戸幕府では強い諸外国に対抗できない。
- 250年続いた江戸幕府の鎖国という政策では諸外国に対抗する力がなかった。
- 弱い江戸幕府は、押し寄せてくる列強の諸外国に対抗できず不平等条約を結ばされてしまった
- よわいままでは、まわりにいいいようにされてしまう
- 敵を排除するだけでは、新しい時代についていくことができなかった
これらのことは、その後の日本が、江戸幕府から明治政府に変わり、近代国家になったことを見ると明らかだといえるでしょう。
尊王攘夷論では日本が列強に追い付けなかったことを、歴史が証明しているのです。
ここで、大きな変革点であったこととは、明治天皇の五箇条の御誓文。
新しい国になるには、このような、いままでの常識をくつがえすような大きな変革点が必要になります。
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新しい自分になる唯一の方法
このような幕末の一連の流れを見てみると、新しい自分になる唯一の方法が見えてきます。
その方法とは、自分では気づかないような違う角度から物事を見ること。
新しい角度からの見方、新しいものの考え方をもって既存の自分から脱却することが、新しい自分になる唯一の方法です。
古い考え方に固執していては、新し自分になることはできません。
日本は、日本であり続けながら列強の諸外国に並ぶほどの近代国家になりました。
あなたがあなたであり続けながら素晴らしい人間になるには、先を行く人から学び、それをあなた自身に取り入れ鍛えていくことが必要。
尊王攘夷のように既存の体質に固執したり、排除したり、周りを攻撃したり、いつまでたっても新しい自分にはなれない。
また、不平等条約締結のようにこびへつらっていても、江戸時代、日本国の中に尊王攘夷論が起きたように、心の奥底にわだかまりが起こりイライラやムカつきを持ち続けたままになります。
他の人を認めること、そしてその人と仲よくし、全てのことに腹を立てず、自分にとって必要なことをしっかりと吸収すること。
それが、あなたが新しい自分になる唯一の方法です。
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新しい見方、考え方を手に入れるための具体的な方法
あなたが新しい自分になる唯一の方法がわかったところで、それでは、どうすれば、その新しい見方や考え方を手に入れることができるのか。
その方法は、ヒプノセラピー、催眠を使って潜在意識の変革を起こす催眠療法が最適。
今まで自分で出来なかったから、幕末の江戸幕府のように、転落の一途をたどってしまうのだ、とあなたは思うかもしれません。
既存の体制を刷新するため、開国和親と講義世論の尊重という五箇条の御誓文を打ち立てた明治天皇のように、新しい自分になる方法は考え方を変えることは、あなたにもできます。
それは、記憶システムの中枢である潜在意識に踏み込むことができる催眠療法だからできること。
催眠療法だから、記憶の意味付けを変えて、新しい見方、考え方を手に入れることができる。
それが催眠療法の本当の姿、ヒプノセラピーの実力なのです。
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まとめ
以上、「尊王攘夷じゃ開国できない!幕末が伝える新しい自分になる唯一の方法」をお伝えしました。
新しい自分になるには、既存の枠にとらわれたままでは成長することができないということ。
鎖国した日本のようにガッチリと守られた箱入り娘だと、外の空気に触れた途端に病気になります。
また、小さいコップに入ったままでは、中身をそれ以上増やすことができません。
新しい自分になって、大きく羽ばたいていくには、新しいものの見方や考え方を取り入れていくことがとても重要で唯一の方法。
だから、新しい自分になるためには、ヒプノセラピー、催眠療法が一番手っ取り早い方法なのです。
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