こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
シンクロニシティが続くと幸運が訪れる。
そんな言葉を聞いたことはありますか?
実は、同じメッセージを受け取ることには意味があるのです。
その意味をスピリチュアル的に解釈してみましょう。
シンクロニシティとは心理学者ユングの言葉
シンクロニシティとは、精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングが言い出した言葉。
そんな、ユングの提唱したシンクロニシティは英語で、Synchronicityと書きます。
そのシンクロシニティの和訳は、共時性とか、同時性、同時発生という意味。
ユングはこのシンクロシニティという言葉を、「意味のある偶然の一致」のことと解釈しました。
たとえば、隣の席に座った人が同じスマホを使っていたとか、恋人がたまたま同じアクセサリーを持っていたとかと言った偶然の現象。
ただ、ユングはこんな出来事を単なる偶然とはとらえませんでした。
ユングは、偶然のなかにも意味があるはずだ、としたのです。
そうして出来上がった言葉がシンクロナイズ(同調)されたという意味から派生したシンクロシニティ。
あなたも、「あれ、なんかこの人と同じだ」と感じた経験があるのではないでしょうか。
それが、ユングのいう、シンクロシニティなのです。
(関連記事:なぜユングやフロイトが提唱した無意識がヒプノセラピーに重要なのか)
シンクロニシティが続くと幸運が訪れる?
さて、こんなシンクロシニティですが、世間では、シンクロシニティが続くと幸運が訪れるという人がいます。
さて、本当に、シンクロニシティが続くと、幸運が訪れるのでしょうか。
実はその答えは、「YES」。
シンクロニシティが続くと、幸運が訪れるのです。
これは、根拠のない超常現象や単なる偶然ではなく、心理学的にユングが発見し、そのように提唱しました。
それではなぜ、シンクロニシティが続くと幸運が訪れるのでしょうか。
それは、あなたが、シンクロニシティな状況であると認識しているから。
どういうことかというと、あなたがその事に関心があるから、単なる偶然であっても気づくことができるのです。
人は、興味のないことに対してまったく注意を払いませんが、関心のあることに対してはガッチリ捕まえて離しません。
たとえば、普段勉強しないのにスマホでゲームをしている子供を見ているとわかるように、興味のあることに対しては格段の注意を払うようになります。
暗い夜道を歩いている時に、「幽霊が出そうだ。きっと、幽霊が出る、幽霊が出るに違いない。」、と思うと、枯れたすすきすらも幽霊に見えるでしょう。
あなたが結婚して家族がほしいと想っていると、家族と一緒楽しんでいるが勝手に視界に入ってくるし、結婚相談所の広告に目を惹きつけられてしまうのです。
このように考えるなら、幸運が続いている時は、幸運が目に入りやすい状態であるといえるのではないでしょうか。
身も心も軽やかになっていきますから、起こった一つの事象を幸運だととらえることができるのです。
たとえば、電車に乗って椅子に座ろうとした時に、横からバタバタとおばあちゃんが寄ってきてサッと目の前の椅子に座ったとします。
ここで、不幸が続いている時は、先を越された、席を取られた、と考えてしまいがち。
ですが、幸運が続いている時は、自分が座ってしまったらおばあちゃんの席を取ってしまうところだった。と考えることができるようになる。
同じように目の前の椅子におばあちゃんが座ったという事実一つでも、不幸な出来事としてとらえるか、幸せな出来事としてとらえるか、どちらのとらえ方でもできるのです。
この世のすべての出来事は、多面的な性格を持っています。
その出来事を幸福な出来事としてみるのか、不幸な出来事としてみるのか、どの面から見るのかは、あなた次第なのです。
(関連記事:スピリチュアルを批判する人とスピリチュアルにハマる人の違いとは)
スピリチュアルとは
このように、「そう思うとそう」、という考え方は、シンクロニシティにつながり、その出来事の意味の連鎖はあなたのスピリチュアルな部分に影響を与えるでしょう。
ここでいう、スピリチュアルは、WHOにも健康の定義に含める働きかけがあったように、占いや超常現象などではありません。
霊的に健康であることが健康に必要な要素として提議されたのです。
このWHOで検討された”霊的”とは、占いや超常現象、心霊現象などとして理解している日本人の感覚でとらえると大きな勘違いを起こすことになります。
というのも、外国での霊的、spiritualという言葉の意味の背景には、キリスト教やユダヤ教などの絶対神が存在する一神教が考え方の根底にあるということを忘れてはならないでしょう。
日本の生まれて七五三、結婚式で教会、死んで仏様といった雑多な宗教観、すべてのものが神様というアミニズム的な原始宗教観では、一神教から生まれたスピリチュアルという意味をどうしてもはき違えてしまう。
欧米でいう、霊的なもの、スピリチュアルとは、もともと、精神という意味のスピリットが語源の形容詞形。
このスピリットとは、ファイティングスピリットとか、フロンティアスピリットのように積極的で方向性のある精神を意味します。つまり、スピリットはスカラー量ではなく、ベクトル量であるということ。
高まる精神のエネルギーがある一点を目指して集中し、注力されるさまがスピリットなのです。
この形容詞形がスピリチュアルだとすると、スピリチュアルとは、向かう方向性を持った精神的なエネルギー的な、と訳すのがちょうどいいのではないでしょうか。
この流れる方向が揃うことがスピリチュアルと解釈すると、同じメッセージが続くということに大きな意味が生まれてくる。
その同じメッセージが続く時に起こっていることとは、次のような状態なのです。
(関連記事:快適な生活を手に入れることができる「過ごし方」リストの秘密)
同じメッセージが続く時のスピリチュアル的解釈
同じメッセージが続く時とは、いったいどのような時なのでしょうか。
この時をスピリチュアル的に解釈すると、その時のあなたの精神が向いている方向によって物事、出来事をとらえる方向が変わってくるということ。
つまり、いろんな出来事に関して、あなたがその出来事を見る方向が見たい一面を見ているということ。
幸せなメッセージを続けて受け取るときは、あなたの身の回りの出来事について幸せであるという面を見続けているのです。
これは、スピリチュアル的で精神的なあなたの考え方が、物事のとらえ方を幸せな面、幸せな方向を向いているから生じること。
だから、同じように幸せなメッセージが続く時、つまり、幸せなシンクロニシティが続くと幸運が訪れるということは正しいのです。
ですが気を付けておかないといけないのは、幸せなことの反対も正しいということです。
つまり、負のイメージを持ち続けていると、負の出来事、負のメッセージが続くようになり、不幸なシンクロニシティが続き、幸運が遠のいてしまうということ。
幸せを感じ続けていれば、幸福が訪れる。
この幸せが幸せを呼び込む方法がシンクロニシティなのです。
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まとめ
以上、「シンクロニシティが続くと幸運が訪れる?同じメッセージのスピリチュアル的解釈」をお伝えしました。
人の頭脳は物事を関連付けてとらえようとします。なぜなら、その方が理解しやすく、覚えやすいから。
だから幸運な出来事が続くと他の物事にも幸運な意味を付けようとするシンクロニシティが働くのです。
シンクロニシティというユングが提唱した考え方が正しいなら、物事のとらえ方を変えることであなたに幸運が続けさまに舞い込むことが起きるようになると思いませんか?
この物事のとらえ方を変える方法が、催眠療法であり、ヒプノセラピー。
あなたの、下向きでマイナスのネガティブな精神的考え方をプラスに変える方法、不運が続いている状況を幸運が続く状態に変えていく方法が催眠療法であり、ヒプノセラピーなのです。
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