こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
スピリチュアルを批判する人とスピリチュアルにハマる人の違いはどこにあるのでしょうか。
スピリチュアル自体、見えないものなので、はっきりとその姿を見極めることが難しいもの。
そんなスピリチュアルの本質に触れながら、スピリチュアルを批判する人とスピリチュアルにハマる人の違いを見ていくことにしましょう。
スピリチュアルを批判すること
このスピリチュアルに関する話題に触れるためには、まず、批判という言葉の定義からはっきりさせておくことが必要かもしれません。
批判という言葉の本来の意味は、良いところと悪いところを発揮と見分けて評価し判定することを指します。
このことから考えると、スピリチュアルを批判するためには、スピリチュアルのことを知らなければできません。
単に、その存在を見ることや感じることができないから否定するというのは、暴挙と言えるでしょう。
それでは、スピリチュアルを批判する人は本当にスピリチュアルを知っているのかというと、批判するには、あまりにも浅い知識と言えるかもしれません。
なぜ、彼らの知識が浅く、甘いのかスピリチュアルについて少し詳しく見ていきたいと思います。
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スピリチュアルとは
日本では、スピリチュアルというと、占いやお化け、よくわからない超常現象などをスピリチュアルということがありますが、スピリチュアルの本来の意味はそうではありません。
もともと、スピリチュアルは形容詞であり、名詞を修飾するものなので、スピリチュアルを超常現象や占いと置き換えるのは間違っているのです。
そして、さらに日本でのスピリチュアルのとらえ方の大きな間違いは、神を信じていないことが原因。
欧米では当たり前のように使われるスピリチュアリティやスピリット、そして、スピリチュアルですが、その基本は、キリスト教にあるといえます。
欧米では、生活習慣の基本に教会や祈りがあり、日曜日に家族そろって教会に行くのが普通の家庭。
生活にしみ込んでいる神様だから、スピリチュアルに含まれる神性を理解しやすいのですが、日本においては、神性や精神的なものを否定する国民性からスピリチュアルという言葉を誤解して輸入してしまったのです。
スピリチュアルとは、英語でspiritualと書き、その意味は、3つあります。
その3つの意味とは、精神的なという意味と、信念や情熱という意味、そして、霊的なものという意味。
この意味は、スピリチュアルの原型であるスピリットという言葉を見てみるとよくわかります。
スピリットとは、spiritと書き、ファイティングスピリットとか、フロンティアスピリットなど、その信念や意気込み、心の中に秘めた思いという意味があります。
また、精霊をspirit、特に神様の霊を聖霊、Holy Spiritと呼ぶことがあります。
このように、自分の意志や神様の意志など、気持ちに関する意味合いが強い言葉がspirit。
ここから派生したスピリチュアルは神性のある霊的なものや精神や信念など、心に関する言葉です。
また、魂とか霊魂という解釈がなされることがありますが、こちらはsoulという言葉になり、また、スピリチュアルな次元よりさらに神性や霊性、精神性に深く入ったものと言えるでしょう。
このようにまだまだ、しっかりとスピリチュアルを認識している人が少ない日本ですが、スピリチュアルを批判する人の特徴と、スピリチュアルにハマる人の特徴を見くらべてみると面白いことがわかってきます。
それでは、スピリチュアルを批判する人とスピリチュアルにハマる人の特徴について見ていくことにしましょう。
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スピリチュアルを批判する人の特徴
このように、本来のスピリチュアルである神性や霊性について良いか悪いか、評価し、判断することって、人間にできるのでしょうか。
人間が作り上げた宗教界については批判することも可能かもしれませんが、神様、特にキリスト教の絶対神としての存在を良いか悪いか、なんて、人間ができるのでしょうか。
ですが、スピリチュアルを神性や霊性と捉えるのではなく、日本人が誤解している占いやお化けの類、超常現象について見てみると、それを批判するのは難しくありません。
このように本来のスピリチュアルと間違ったスピリチュアルとがありますが、そのどちらのスピリチュアルでも、スピリチュアルを批判する人がいます。
このように、異なったように見えるピリチュアルのとらえ方をしているその両者ですが、実は、両者に共通する特徴があります。
そんなスピリチュアルを批判する人の特徴は次のようなもの。
- 偽スピリチュアルに捕まった経験がある。
- 偽スピリチュアルを信じる人を馬鹿にする
- スピリチュアルを信じてハマるか、否定するかどちらか両極端になる
- 神を信じないとき、心がすさんだ行動をとりやすい
- スピリチュアルを悪いと判断した時、歯止めが効かず道徳心が薄くなりやすい
- 自制心が低く、自分本位になりやすい
スピリチュアルを批判するということは、少なくとも客観的に見ることが必要ですが、多くの場合、主観的に判断してスピリチュアルを否定することが多くなるようです。
なぜなら、客観的に見るには、多くの証拠が必要ですが、そのスピリチュアルの証拠や論拠は目に見えないものが多く、実証するにはむつかしいから。
客観的に判断することをモットーにしている人たちは、その目で見ない限りは信じられない人が多く、そのため、スピリチュアルな世界を信じられなくなりやすいのです。
その目で見なければ信じられないという現実主義では、自分の想い描いた理想の世界すら夢にすぎず、現実にはなりえないという事実にも気づくことはできないでしょう。
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スピリチュアルにハマる人の特徴
スピリチュアルは、神からあふれ出す霊性という意味であり、スピリチュアルなものに触れるということは神の存在に触れるということにもつながります。
神の存在があるかないかはさておき、カテドラルなどの聖堂や神社仏閣からあふれ出すこうごうしさや厳粛な感じ、冷たく澄んだ空気の中にも暖かく包まれる感じは多くの人が感じることができるもの。
こんなスピリチュアルにハマる人にはつぎのような特徴があります。
そんな人たちの特徴を見ていきましょう。
- 目に見えないものを信じることができる想像力が豊かな人
- 神性に近い存在に触れることで自制心や両親など道徳心がある
- 澄んだ心で人を見ることができ洞察力が高くなる
- 自分を特別視することが多い
- 特別な存在であると思われたい
- 全てのことにスピリチュアルな原因があると思い込みスピリチュアルのせいにする
- スピリチュアルを信じない人とそりが合わない
このように、スピリチュアルにハマる人は霊性を高め、神々しさに近づくため、一見神に近い存在と感じることになります。
ですが、気を付けないといつの間にか、その澄んだ気持ちがいつの間にか冷たく凍り付き独善的になり、自分を特別視したり、教祖のような振る舞いに至ったりすることになることがあります。
スピリチュアルにハマる人の特徴と、スピリチュアルを批判する人の特徴を比べてみるとよくわかるのですが、スピリチュアルにハマる人は、スピリチュアルを批判する人の裏返しのように感じませんか?
スピリチュアルにハマって自分を特別視する人と、スピリチュアルを批判してその存在を否定し信じる人を馬鹿にする人。
自分を格上に見る人と、相手を見下げる人の違いとなり、どちらも、正反対ながら同じ感情を持っているといえるのではないでしょうか。
バカと天才は紙一重ということわざのように、両極端を突き詰めると、同じものになるのです。
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まとめ
以上、「スピリチュアルを批判する人とスピリチュアルにハマる人の違いとは」をお伝えしました。
スピリチュアルを批判し、悪いとか良いとか判断すること自体意味がありません。
なぜなら、全ての物事には、良い面もあり、悪い面もあるのだから、一面だけを切り取って、良いとか悪いとか評価することは主観的で独善的で自分本位であり、わがままで自己中な判断なのです。
スピリチュアルを批判する人も、スピリチュアルにハマる人も、お互いに嫌いあっている節もありますが、その根底に流れるものは、同じなのではないでしょうか。
もしあなたが、セラピストであるなら、クライアントの一面だけを切り取ってよいとか悪いとか判断してはいけないのです。
クライアントの霊性を大切にし、スピリチュアルなこころの部分を大切に見守っていくことが必要なのではないでしょうか。
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