こんにちは。
神戸ヒプノセラピー、催眠療法のベレッツアです。
催眠状態に導いて、暗示を与えるヒプノセラピーですが、そんなヒプノセラピーに本当に効果はあるのでしょうか?
そして、催眠療法がトラウマへ与える効果とはどんなものがあるのでしょうか。
ヒプノセラピーの効果
ヒプノセラピーの効果とは、心の問題を解消すること。
そんな、ヒプノセラピーの効果を見ていく前に、ヒプノセラピーとはどんなものか、ということをお伝えします。
(関連記事:ヒプノセラピーの効果とは!催眠術を使った心理カウンセリングの方法)
ヒプノセラピーとは
ヒプノセラピーとは、日本語では催眠療法と言われ、心理療法の一つ。
まずヒプノセラピーでは、相談者が相談に来ると、まず面談から入り、その面談中で、相談者の心の問題を聴き、解消できる方法を探ります。
相談者の心の問題は、実は、心の奥に、その解消方法のヒントが隠されているから、最初の面談はヒプノセラピーの方向付けをするためにもとても重要。
そのヒントが、催眠療法で掘り起こし、解消できるようならば、相談者の了解を得たうえで、ヒプノセラピーを行うことになります。
ヒプノセラピーに対して相談者が拒否している状態では、けっして行うことはしません。
すべて、不要なものを取り去りたいと相談者みずからがそう願った時にヒプノセラピーが成立するのです。
ヒプノセラピーは、無意識から沸き起こるイメージを大切にしますので、相談者自身がその気にならないと、イメージを湧き上がらせることがうまくいかないのです。
ここに、催眠療法がうまくいかない理由の一つがあります。
催眠療法を受けに来て、やりたくないという一見矛盾した行動ですが、その中には、催眠療法に対して否定的なイメージを持ち合わせていることがあります。
勉強して点数を取ることで将来の人生が開けると思わない子供は勉強する意味がわからず勉強しない子になるのと同様、催眠療法の効果を知らなければ、催眠療法に否定的な態度を取ってしまう。
ヒプノセラピーは、催眠状態に入ることにより、心の奥にしまい込まれた無意識の領域にある記憶を掘り起こし、イメージ化し、変化を与え、また記憶として無意識の奥へとしまいこむ。
これがヒプノセラピーの一連の流れ。
変化を与えられた記憶は、自然とあなたの行動に変化を与えます。
なぜなら、記憶は、あなたの人格を作り上げる基礎だから。
例えば、タバコをやめたいと思い禁煙を始めたとします。
ですが、タバコは好きなものなので、辞めようとすると、イライラするし、ついつい手が伸びてしまうことも。
そんな時には、ヒプノセラピーで無意識レベルの記憶、「タバコはおいしくて、イライラを解消するものである」、という記憶に変化を与えてみてください。
例えば、イライラした時にタバコを吸わなくても、少し、違うことをするだけでそのイライラを忘れることができます。
イライラを解消する方法は、なにか今とは違うことをすることでも、外に出て大きく深呼吸することでも、かまいません。
タバコを吸うこと = 落ち着く
という等式を
落ち着く = 深呼吸する
という等式に変えていけばいいのです。
と思ったあなた。
だから、記憶の意味付けを変えていくヒプノセラピーが有効なのです。
(関連記事:タバコを吸う必要がなくなった愛煙家が秘密にしている禁煙法とは)
ヒプノセラピーの効果
ヒプノセラピーの効果は見てきたように、記憶の意味付けを変えることで新しいあなたを創り出すことができます。
否定的な感情囚われているのなら、その感情を手放すことができるし、強い行動力を手に入れたいなら、強靭な意思を手に入れることもできる。
ヒプノセラピーの効果は、あなたの記憶を変えることなのです。
だから、ヒプノセラピーは次のようなものに対して効果があります。
- すぐイライラして、怒りの感情を抑えられない
- 何故だか、理由は分からないがとても怖いものがある
- いつも思い出すととても悲しい思い出がある
- 子どもを家に置きっぱなしにしていたことが今でも気になる
- 友達を裏切ったことが忘れられない
- 忘れたいけれど忘れられない恋愛がある
- 勉強したくてもできない
- 禁煙したくでもできない
- ダイエットしようとしてもいつも続かない
- いつも不満感がある
- 自分の人生が空虚で空っぽな気がする
- 会社での対人関係がストレス全開
- 家での立場がない
- 何か心配事がある
- 病気が治らないのではないかと心配だ
- 何故だか気分が重いことが多い
- いつも後ろ向きな行動をとってしまう。
これは一例ですが、このような精神的で心理的な問題を、健康で正常な状態に戻すことができるのがヒプノセラピーなのです。
(関連記事:心理カウンセリングって効果があるの?セラピストが悩みを解決する理由とは)
催眠療法がトラウマへ与える効果
催眠療法、ヒプノセラピーが無意識の中にしまわれている記憶へとアプローチをすることで効果が現れることがわかりました。
それでは次に、催眠療法がトラウマへ与える効果を見てみましょう。
トラウマとは
トラウマとは、精神分析学を作り上げたフロイトが作り出した言葉。
トラウマの定義は、「心的外傷」でPTSDの原因となるもののことを指します。
このトラウマはとても印象的で精神に対して攻撃的な出来事で、無意識の中の潜在意識に焼き付けられた記憶。
だから、普段は忘れていても何度も思い返してしまい、さらに強烈な部分が拡大されて記憶に焼き付けられます。
また、自然と思い返してしまうのですが、トラウマを思い返すことがとてもツラいので、トラウマにまつわる人物や環境、状況や会話を無意識に避けるようになる。
これが高じると、PTSDとなり、他のことに対して興味が湧かなくなったり、周囲からの孤立を進めて、ポジティブな感情をもてなくなってしまうのです。
だから、トラウマはない方がいい。
でも、手に入れてしまうと、自分ではどうしようもなく、さらに深みにはまってしまうのがトラウマ。
その時に活躍することができるのがヒプノセラピーであり、催眠療法です。
それでは、催眠療法がトラウマへ与える効果を見てみましょう。
(関連記事:人為的に嫌な全ての記憶を消す方法!トラウマ克服方法ヒプノセラピー)
催眠療法がトラウマへ与える効果
催眠療法は普段現れない無意識へとアプローチする手法。
だから、無意識の中に眠っているトラウマへ接触し、書き換えることができる催眠療法は、とても効果的。
催眠療法では、催眠状態に入ることで無意識の中の記憶に触れていきます。
クリティカルファキュリティという顕在意識と潜在意識の間の壁を取り払うのが催眠誘導であり、その催眠誘導から導かれる催眠状態。
その催眠状態に入ると、無意識に触れることができるようになります。
だから、無意識の中、潜在意識の奥底に普段は封印しているトラウマという記憶に対しても効果が生まれるのです。
(関連記事:記憶を忘れることって人間の素晴らしい機能!嫌な記憶を忘れる方法)
まとめ
以上、「ヒプノセラピーに効果はあるのか。催眠療法のトラウマへの効果とは」についてお伝えしました。
ヒプノセラピーは、宗教や疑似科学としてのスピリチュアル、超常現象の類としてとらえられることがあります。
ですが、ヒプノセラピー、催眠療法は、心理学の生みの親ともなった精神的な世界の基礎となるもので、人間の歴史と共に作り上げられたものです。
医者ではないので、治療する行為とはなりませんが、あなたがこころに問題を抱えているのなら、その心理的な解決法の一つとして選択する価値は十分にあるといえるでしょう。
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